Z世代の推し活が日常化!「生きがい」としての新しい価値観
GMO NIKKOによる「Z世代トレンドラボ」の調査によれば、Z世代における「推し活」の人気が急上昇しています。この調査は、日本国内の高校生から大学院生を対象に行われ、結果として約7割が推し活を日常生活に取り入れていることが明らかになりました。
推し活の定義とは?
「推し活」とは、自分の好きなキャラクターやアイドルなどに対する支援活動を指します。この活動が、今や趣味や娯楽を超えて、多くのZ世代にとっては「生きがい」や「生活の一部」となっています。
調査結果の見どころ
1. 推し活実施率が69.3%
調査によると、推し活を実践している割合は約69.3%、特に女性では79.4%という高い数値を記録しました。この実施率の高さは、Z世代の日常の中心的な要素になっていることを示しています。
2. 推しの対象は多様化
実際に人気のある推し対象を見てみると、最も多いのはアニメや漫画のキャラクターで、29.5%です。次に国内アイドル(24.2%)、海外アイドル(12.8%)と続いています。特にアニメ・漫画キャラが日常の心の支えとなっている様子が伺えます。
3. 頭の中の6割以上が“推し”
驚くべきことに、推し活を実践している約40%は、日常生活の思考の60%以上が推しに占められていると回答しました。このように、日々の生活において推しの存在が非常に大きな影響を与えていることが分かります。
4. 推し活は「生きがい」
「推し活」という言葉を一言で表現すると多くの人が「生きがい」と回答しました。さらに「人生」「生活の一部」といった答案も多く、推し活が単なる趣味や娯楽を超え、自分のアイデンティティや心の支えとなっている様子が浮き彫りになっています。
5. AIによる深層調査の結果
GMO NIKKOは、また「Depth X byGMO」という生成AIを活用した調査も実施。AIインタビューを通じて、Z世代の本音や感情にアクセスし、推しの存在が自己成長にどのように寄与しているかを分析しました。多数の回答者からは、「推しは理想の自分を映し出す存在」といった意見が寄せられ、推し活が自己理解や自己成長の手助けになっていることが新たに示されました。
まとめ
「推し活」はZ世代のライフスタイルの中心にあり、ただの趣味ではなく、人生観や生きがいそのものとなっています。もはや推しの存在なしでは日常生活が成り立たないとも言えるでしょう。この調査結果は、企業やマーケティングにおいてもZ世代とのコミュニケーションの重要性を示す重要な指標となるでしょう。今後、Z世代がどのように自らの「推し」との関わりを深め、どんな影響を与えていくのか、注目していきたいところです。