新たな音楽の挑戦が詰まった『祝詞 - Norito -』
2025年4月12日に、YUIMA ENYA、J.A.K.A.M.、DJ KENSEIの三人によるコラボレーションアルバム『祝詞 - Norito -』が、Record Store Day 2025の一環として全世界で同時にリリースされました。この作品は、異なるバックグラウンドを持つアーティストたちが一つのアルバムに挑むという意欲作であり、多様な音楽スタイルが融合しています。
アーティストプロフィール
- - YUIMA ENYA は東京都出身で、18歳でニューヨークに渡り名門音楽校を卒業。ジャズやワールドミュージックを現代のビートに昇華させることに優れ、多彩なプロジェクトに参加しています。彼女のファーストアルバムは2022年に発売され、その後も数多くのレコードに参加している注目のシンガーです。
- - J.A.K.A.M.は、バンド活動とDJを同時に行っているアーティストで、グローバルな視点から音楽の多様性を追求しています。彼の音楽スタイルは、ヒップホップや世界の音楽を巧みに融合させ、独自のビートを創り出すもので、数多くの国際的なプロジェクトに関与してきました。
- - DJ KENSEIは、日本のヒップホップシーンのパイオニアで、多彩なサウンドコントロールにより独自の音空間を作り上げる実力派DJです。80年代から活動を続け、多くの著名なレコードをリリースしています。
アルバムの内容
『祝詞 - Norito -』には、2つのディスクから成る全6曲が収められています。具体的には、
Side X:
1. 矮大 Waidai (4:18)
2. 謳歌 Ouka (4:46)
3. 矮大 Waidai (MaL RMX) (4:04)
Side Y:
1. ひょっとこ Hyottoko (feat. Hon Da Q, YUKKO! and GoRo the Vibratian) (9:21)
2. 火男 Hiotoko (3:37)
3. Bliss (3:36)
このアルバムが確立しているのは、ジャズ、アフロ、ソウル、ヒップホップなどの要素を取り入れた新たな音楽の形です。特に、YUIMA ENYAの独特の歌声が各トラックに命を吹き込んでいます。
アルバム制作の背景
本作品の制作は、発案者であるJ.A.K.A.M.からの共同制作の提案から始まりました。始まりから終わりまで、参加アーティストたちの音楽的な化学反応が作品全体に深く根付いており、即興ライブなどを通じて、彼らのエネルギーと情熱を結実させた結果がこのアルバムです。
また、祝詞という言葉が象徴するように、日本の伝統や文化に対する敬意も込められており、ただの音楽作品以上のメッセージ性があります。感謝と祈りを表すこの言葉が織り交ぜられた楽曲たちは、多様性と統一感を兼ね備えています。
まとめ
『祝詞 - Norito -』はただの音楽アルバムではなく、参加したアーティストたちの個性と共同作業の結果、誕生した新しい文化の一部とも言える作品です。音楽の力によって人々を結びつけ、心温まるメッセージを届けるこのアルバムは、多くのリスナーに新たな感動をもたらすことでしょう。是非、その耳で感じてみてください。