新国立劇場演劇研修所、第22期生募集のお知らせ
日本の演劇界を担う未来の俳優たちに注目が集まっています。新国立劇場演劇研修所は、2026年4月に新しい入所生として第22期生の募集を開始しました。演技に情熱を注ぐ方、舞台に関わりたい方へむけて、個性を生かしながら技術を磨く場を提供しています。
俳優への第一歩
新国立劇場演劇研修所では、基礎技術の習得から始まり、シーンスタディを通じて実践的な経験を積む3年間のカリキュラムがあります。年間3回、同劇場の小劇場にて公演を行う機会もあり、現場の空気を肌で感じながら成長することが可能です。
講師陣は、現代日本演劇界の第一線で活動する演出家や俳優たちです。彼らのもとで学ぶことで、俳優としての素養をしっかりと身につけることができます。また、演技力向上のためだけでなく、都内各所での舞台鑑賞や、広島・沖縄での国内研修等も通じて、広い視野を持つことが求められます。
所長からのメッセージ
演劇研修所の所長、宮田慶子氏は、俳優を目指す皆さんへのメッセージを寄せています。「俳優になりたい」と願うその想いは、多様な理由から生まれます。「好きな俳優に憧れて」「自分を変えたい」「舞台で表現したい」といった、どの思いも俳優になるための大切な第一歩だと述べています。
宮田所長は、これからの俳優人生において重要なことは、具体的なトレーニングを通じて、自らの個性や魅力を知ることだと強調します。手厚いサポート体制の中で、自分自身を見つめ直し、新たな可能性を見いだすチャンスが待っています。進むべき道を自ら探し、プロとして舞台で輝く姿を実現できるよう、今こそ自分の夢に挑戦してみましょう。
カリキュラムの詳細
1年次 - 基礎固め
アクティングの基礎を徹底的に学びます。特に、声や身体を用いた表現力の強化が中心です。言葉や戯曲に対する理解を深め、効率的に台詞を体現するための手法を習得します。
2年次 - キャラクター創造
多様なシーンスタディを通じて、役柄に挑戦します。自身の「心」「身体」「声」を駆使してキャラクターを創り上げ、相手役との関係性の重要性を学んでいきます。
3年次 - 舞台実習
年3回の公演に参加し、実践的な演技経験を重ねます。劇場での実習を通して、多様な演技力を身につけ、自立した舞台俳優としての自覚を促します。
第22期生募集概要
- - 研修期間: 2026年4月から2029年3月までの3年間
- - 募集人数: 16名程度
- - 出願資格: 高校卒業程度以上、プロの俳優を目指す心身共に健康な方
- - 選考試験日:
- 第1次試験: 2025年12月17日または18日
- 第2次試験: 2025年12月20日
- 第3次試験: 2025年12月21日
願書受付期間は2025年11月4日から12月2日まで、詳細は公式ウェブサイトでご確認ください。入所料は33,000円、年額の授業料は242,000円です。2年次生からは奨学金もございます。
新国立劇場は、日本の現代舞台芸術を担う唯一の国立劇場として、年間約300ステージを実施。多彩な公演を通じて、質の高い舞台を目指しています。
お問い合わせ先
新国立劇場演劇研修所 新入所生選考試験係
〒151-0071 東京都渋谷区本町1-1-1
Tel: 03-5351-3011(平日10:00~17:00)