ウンコで変わる日本経済!新書『ウンコノミクス』の登場
株式会社集英社インターナショナルは、革新的な視点から日本経済の復興を提案する書籍、『ウンコノミクス』を4月7日に発売します。本書は、元時事通信社の記者である山口亮子氏が執筆したもので、ウンコの重要性を経済やエコロジーの観点から再評価する内容です。
日本のウンコ排出量
日本人は生活を通じて平均で一日あたりおよそ200g、そして生涯で約6.2トンのウンコを排出しています。この数値は、アメリカ(150g)やイギリス(100g)と比較しても多く、日本は世界でも有数のウンコ排出国と見なされています。
かつては江戸時代において農家の貴重な肥料として扱われ、非常に高値で取引されることもありましたが、現代では都市化と下水道の普及が進む中、多くのウンコが無駄に焼却処理されています。この状況は、私たちが持っている貴重な資源を見逃していることを意味します。
ウンコの再評価
近年、国際的な肥料の供給問題が浮上し、特に中国がリンの禁輸を始めたり、ウクライナ危機による供給不安が取りざたされる中、ウンコはその代替資源として注目を集めています。実際、ウンコはすでに自動車の燃料や海苔養殖の栄養素として使われており、発電やロケット燃料、医療分野においてもその有用性が認識されつつあります。
本書の内容
本書は、大阪万博会場でのガス爆発事故や、埼玉県八潮市の道路陥没事故など、ウンコに関連する問題を取り上げながら、「ウンコノミクス」の具体的な可能性を探ります。日本は資源に乏しい国ですが、未利用の貴重な資源としてのウンコをどう活用できるか、一緒に考えていく一冊です。興味のある読者には、ぜひ手に取ってみてほしい内容です。
著者プロフィール
山口亮子氏は愛媛県出身のジャーナリストで、2010年に京都大学文学部を卒業後、2013年には北京大学で歴史学を学び修了しました。時事通信社での経験を経て、フリーのスタンスで農業や中国に関する執筆を行っています。著書としては『日本一の農業県はどこか―農業の通信簿―』や、共著に『誰が農業を殺すのか』などがあります。
書籍情報
- - 書名: 『ウンコノミクス』インターナショナル新書
- - 著者: 山口亮子
- - 定価: 1,045円(税込)
- - ページ数: 272ページ
- - ISBN: 978-4-7976-8156-7
- - 発売日: 2025年4月7日
- - 発行元: 集英社インターナショナル(発売:集英社)
読者へのメッセージ
この『ウンコノミクス』を通じて、ウンコという一見日常的なものが如何に私たちの経済や環境に寄与できるのかを知り、新たな視点を得ていただければ幸いです。今後の日本の未来を形作る一助となる可能性を秘めた一冊です。特に、興味深い理論の数々を堪能しながら、ご自身の視野を広げていくことができるでしょう。