新たなサイコホラーの幕開け
電コミの人気作『小悪魔教師サイコ』や『小悪魔JKサイコ』で多くのファンを魅了した著者・三石メガネが、新たなサイコホラーシリーズ『家出少女#サイコ』を11月28日に発売します。この作品は主婦と生活社の「怖い場所」超短編シリーズとして刊行され、全216ページにわたり、読者に新たな恐怖と興奮をもたらすことでしょう。
小悪魔教師サイコからの進化
三石メガネ氏は、これまでにも数々のヒット作を手がけ、特に電子コミックでは圧倒的な人気を誇ります。今回の『家出少女#サイコ』では、主人公のセーラー服姿の家出少女・朝居心雪が、SNSを駆使して宿泊先を探す姿が描かれています。彼女が直面するトラブルや事件は、従来のサイコホラーとは一味違った痛快感を与えてくれます。
ストーリーの深さ
物語は、彼女のSNS投稿「今夜泊めてくれる人DMして必ずお礼するよ♡」から始まります。心雪には、泊めてくれた人に对して必ず「お礼」をするという独自のルールがあります。しかし、その「お礼」は、受けた行為に見合うものでなければならないという一筋縄ではいかない設定。
物語が進むにつれて、心雪が新たに出会う「同居人」とのドラマが展開され、彼女に待ち受ける衝撃的な結末が読者を惹きつけます。彼女の手によって、非道な犯人たちに残酷な方法で私刑が執行される様子は、サイコホラーの醍醐味を存分に味わえる内容となっています。
各エピソードの魅力
本作には、全7話が収められ、それぞれに個性豊かなタイトルがついています。第一話は「絶叫ドライブ」、第二話は「毒姫」、第三話は「虚児山奇譚」と、聴こえてくるだけで不気味さを感じさせるタイトルが並びます。この多様なエピソードは、読者に飽きさせることなく、次の展開を期待させる構成となっています。
イラストで彩られた魅力
本作では、人気イラストレーターのKUさんによる美しいカバーイラストと挿絵が登場します。心雪のキャラクターと彼女が生活する闇深い街の雰囲気が巧みに表現されており、物語の世界観をより一層引き立てています。挿絵もまた、その場面の情景を、まるでアニメーションのように生き生きと描き出しています。
出版情報
『家出少女#サイコ』は2025年11月28日に発売され、定価は1650円(本体1500円+税)。ISBNは978-4-391-16591-3で、全216ページにわたるこの新作は、三石ファンならずとも楽しめるサイコホラーの決定版と言えるでしょう。
最後に
三石メガネ氏は「優しいお話を書いたつもりでも怖いと言われるホラー体質」と自らを評し、今回の作品でもその特異なセンスが存分に発揮されています。この秋、あなたの夜を壊す新たなサイコホラー『家出少女#サイコ』を是非手に取ってみてください。きっと心を揺さぶる体験が待っています。