ルビ財団が「ブックサンタ2025」を応援し未来の読者を育てる

一般財団法人ルビ財団は、東京都港区に本拠を置く団体で、国語能力を向上させるための取り組みを行っています。最近、同財団は認定NPO法人チャリティーサンタが主催する「ブックサンタ2025」をスポンサーとして支援することを決定しました。このプロジェクトは、子どもたちに本を贈ることを目的としており、全国各地のNPOや書店と連携しています。

ブックサンタについて

「ブックサンタ」は、2017年にスタートしたプロジェクトで、書店やNPOが協力し合う形で、読み書きに困難を抱える子どもたちに本を配布しています。特に経済的な事情や被災の影響で厳しい環境にいる子どもたちは、このプロジェクトを通じて本と出会う機会を得ることができます。このような環境下にある子どもたちにとって、本は新しい世界への扉です。

ルビフル本の意義

ルビ財団が注目しているのは「ルビフル本」です。これは、ふりがなが多く振られた書籍で、特に漢字が苦手な子どもたちが読書を楽しむ際の障壁を取り除くことを目的としています。読書に困難を感じる子どもたちにとって、漢字の理解が難しい場合、書籍の内容を把握できず、自信を失ってしまうこともあります。これを解消するために、適切にルビが振られた本を選ぶことが重要です。

寄付できるルビフル本

「ブックサンタ2025」では、以下のルビフル本が寄付対象として取り扱われます：

- 『サッカードリブル解剖図鑑』 - 三笘薫著
- 『大人も知らないみのまわりの謎大全』 - ネルノダイスキ著
- 『世界のしくみが楽しくわかる 13歳からの世界地図』 - 井田仁康著
- 『失敗図鑑すごい人ほどダメだった！』 - 大野正人著
- 『大人も知らない!? スポーツの実は…（日本体育大学教授がおしえる！）』 - 白旗和也著

これらの書籍は、すべてブックサンタオンライン書店で購入可能で、寄付を通じて子どもたちに本を届けることができます。詳しい情報は、ブックサンタオンライン書店の公式サイトをご覧ください。

代表理事のコメント

ルビ財団の代表理事、伊藤豊氏は、「子どもたちに本を贈るブックサンタの取り組みには深く共感しており、何かしらの連携ができないかと考えていました。今回の取り組みは、寄付者のご提案から実現しました。ルビフル本という赤ちゃんにも挑戦しやすい本を通じて、より多くの子どもたちに読書の喜びを届けられることを願っています。」と語っています。

ルビ財団の目指すもの

一般財団法人ルビ財団の目的は、出版物やデジタルコンテンツにおけるルビの普及と活用の促進を通じて、日本国内の国語能力や知的好奇心を育てること、さらには外国人や障害のある人々を含む、多文化共生社会の実現を目指しています。

ルビ財団とブックサンタは、今後も連携を深め、より多くの子どもたちに本を通じての新たな可能性と体験を提供することを目的としています。子どもたちが自ら本と向き合う機会を増やし、未来の読者を育成する取り組みが進化していくことを期待しています。