『エヴァ・ジャポニズム』新たなアートの風を吹き込む
『エヴァンゲリオン』という、世代を超えて愛されるアニメシリーズが、独特の美意識を持つ江戸時代の浮世絵文化と出会い、新たなアートプロジェクトを立ち上げました。それが『エヴァ・ジャポニズム』です。このプロジェクトは、作品を通じて、両者の魅力を融合し現代の視点から再解釈する試みとして大きな注目を集めています。
プロジェクトの趣旨
『エヴァ・ジャポニズム』は、浮世絵版元・株式会社版三が手がけるアートプロジェクトです。『エヴァンゲリオン』の世界観やキャラクターたちを、江戸時代の浮世絵作品と融合させることで、伝統文化と現代カルチャーの新たな交差点を生み出そうとしています。特に浮世絵としての美意識が随所に感じられ、ただのアニメ作品に留まらない深みを持った作品群が期待されます。
第一弾は喜多川歌麿をモチーフにした浮世絵
プロジェクトの第一弾として発表されたのが、喜多川歌麿の「鳳凰三美人図」をモチーフにした『エヴァ浮世絵 箱根八里美人三画揃』です。ヒロインのレイ、アスカ、マリが江戸時代の姫君に見立てられ、豪華で華やかな情景の中に描かれています。彼女たちが現代のアニメファンを魅了する姿が、まるで昔の人々が語り継いだおとぎ話そのもののように感じられる仕上がりとなっています。
アートの特徴と遊び心
本作は、版元である株式会社版三が得意とする浮世絵ならではの遊び心が随所にちりばめられています。この作も、ただ視覚的に楽しむだけでなく、伝統的な技法を用いて新しい物語を描き出しています。「もしエヴァが江戸時代に存在していたら、どのような浮世絵が描かれただろうか」という視点が、このアートプロジェクトの創造の源泉となっているのです。
購入方法と商品概要
この素晴らしいアート作品は、8月29日(金)から版三の公式オンラインショップ「浮世絵工房」にて販売が開始されます。販売価格は30,000円(税別)で、全商品にはシリアルナンバーが付けられ、初版は200部限定です。その後も200部ごとに第2版、第3版と続く予定です。
商品詳細
- - 商品名: エヴァ浮世絵 箱根八里美人三画揃(レイ、アスカ、マリ各3点)
- - サイズ: 絵 約縦33.1cm x 横21.9cm、額 約縦41.2cm x 横30.0cm
- - 素材: 額装部分は木製、アクリル、樹脂を使用し、絵は純手漉和紙が使われています。
- - 技法: ジークレー版画を採用しています。
この新たなアートプロジェクトは、日本の伝統と現代の融合によって、アートの新たな表現の形を示唆するものとなっています。『エヴァ・ジャポニズム』の作品を通じて、たくさんの人々にその魅力が伝わることを願っています。また、この機会にぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。