新たな文芸の魅力が詰まった『けむりを吐かぬ煙突』
人気シリーズ「乙女の本棚」の第54弾として、文豪・夢野久作の名作小説『けむりを吐かぬ煙突』がリリースされる。本作は、著名なイラストレーター・寿なし子とのコラボレーションによって生まれ、2026年7月17日には待望の発売を迎えることとなる。
「乙女の本棚」は、文豪の名作を現代のイラストレーターが独自の感性で彩る絵本スタイルのシリーズで、多くの読者に親しまれ続けている。2016年にシリーズが始まって以来、54冊目となる今回の作品は、夢野久作が描く新聞記者の視点から物語が展開される。未亡人の秘密を掘り下げるというテーマが、怖さと美しさを融合させ、読者を引き込む仕掛けとなっている。
夢野久作の魅力
夢野久作は、明治22年に福岡県で生まれ、数多くの職を経て文筆活動に専念するようになった。彼の代表作『ドグラ・マグラ』や『少女地獄』は、独特の視点と幻想的な描写で賛否を呼んでいる。『けむりを吐かぬ煙突』も、彼の特徴的なスタイルを色濃く反映しており、物語は想像力をかき立てられる仕上がりだ。
特に今回の作品では、寿なし子が描くオールカラーのイラストが、物語の世界観を一層引き立てている。寿は「乙女の本棚」シリーズで、江戸川乱歩の『赤い部屋』などの作品も手掛けており、繊細なタッチと幻想的なイラストでファンを魅了している。
書誌情報とイベント
『けむりを吐かぬ煙突』の書誌情報は以下の通り。
- - 書名: けむりを吐かぬ煙突
- - 著者: 夢野久作+寿なし子
- - 定価: 2,475円(税込、内訳:本体2,250円+税10%)
- - 発売日: 2026年7月17日
- - 発行: 立東舎/発売: リットーミュージック
- - 商品情報ページ: こちら
また、同シリーズの展示イベントも開催される。麻布台ヒルズギャラリースペースでは、「乙女の本棚麻布文豪怪談展」が2026年7月16日から8月30日まで行われる。詳細は公式ウェブサイトを確認してほしい。
このように、夢野久作の新作とその美しいイラストが楽しめる『けむりを吐かぬ煙突』は、文芸ファンにとって見逃せない一冊となるだろう。発売日を心待ちにしたい。