與那覇潤が語る
2025-05-30 11:46:11

文系ウェビナー第二弾!與那覇潤が語る江藤淳と加藤典洋の批評の世界

文系ウェビナー第二弾:與那覇潤の講座『江藤淳と加藤典洋』



新潮社 本の学校が新たに展開する「文系ウェビナー」シリーズ。2025年4月からの新生活を迎えるその第一歩に、新たな旅路を始める人々に向けた講座が開始されます。

このシリーズの第二弾は、評論家の與那覇潤氏による特別講座『江藤淳と加藤典洋』です。この特別講座は、2025年6月25日(水)19時からオンラインで配信される予定です。受講者はリアルタイムでの視聴はもちろん、1ヵ月間の見逃しアーカイブも楽しむことができます。これは、その場に参加できない方々にとっても嬉しいニュースです。

江藤淳と加藤典洋:日本文学界の巨星たち


江藤淳と加藤典洋。二人はそれぞれ異なる時代において日本文学と文芸評論に多大な影響を与えました。江藤は戦後日本の文学や社会を鋭く分析し、加藤はその後の文芸評論の道を切り開いた存在です。それぞれの思想や批評に対するアプローチは、時代が異なってもなお我々に多くの示唆を与えています。

江藤淳は、彼の代表作である『成熟と喪失』や『閉された言語空間』を通じて、日本社会の抱える様々な問題を探求し続けました。彼は1999年に66歳でこの世を去り、多くの復刊や関連書が昨年として争相次ぐ今もなお、彼の言葉には力があります。

一方、加藤典洋は文壇に新しい風を吹き込みました。彼の作品『アメリカの影』は江藤批判として知られ、そこから彼自身の独創的な批評が生まれました。両者の間には、時には衝突もありましたが、彼らの思考は今日に必要な指針となることでしょう。

現代に活かす批評のエッセンス


今日、我々は社会の様々な二極化に直面しています。与那覇潤氏は、江藤と加藤から学ぶことが重要であると指摘します。分断が進む現代において、彼らの批評がいかに我々の心に響くのかを探求します。「推し」や「アンチ」といった対立構造の中に生きる我々にとって、批評の力はその壁を乗り越えるカギとなるはずです。

このウェビナーでは、江藤淳の『推す』生き方と、加藤典洋の『アンチ』との関係をどう捉えるかといったアプローチがクローズアップされる予定です。彼らの批評から、どのように人間関係や社会と向き合うかを学ぶことができるでしょう。

講師の紹介とイベント詳細


講師を務める與那覇潤氏は、5月に新著『江藤淳と加藤典洋戦後史を歩きなおす』を発表した評論家です。また、聞き手には作家や文学者との交流を活かすライター山内宏泰氏が名を連ねます。この二人の対話は、きっと深い学びを提供してくれることでしょう。

開催概要は以下の通りです。
  • - イベント名:『「推し」でも「アンチ」でもない生き方のために…文芸評論の双璧「江藤淳と加藤典洋」に学ぶ』
  • - 講師:與那覇潤氏、山内宏泰氏
  • - 開催日時:2025年6月25日(水)19時~20時
  • - 方法:オンライン配信
  • - 受講方法:前日までにリンクを配信

この講座に参加すれば、江藤淳と加藤典洋の思想を通じて現代社会を見つめ直すきっかけが得られるでしょう。興味のある方はぜひ参加してみてください。


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