起業の旅を歩んだ男の物語
2026年5月1日、株式会社クロスメディア・パブリッシングから「元防衛事務官がネトゲ住人と起業して7つの会社を経営するようになった話」が発売されました。この書籍は、著者・中舘修希氏が30歳で独立し、一緒にゲーム開発を行った仲間と起業しつつ直面した数々のトラブルを描いています。独立したものの、彼が経験した現実は厳しいものでした。
オンラインゲームが導いた出会い
著者は青森の海上自衛隊八戸航空基地でキャリアをスタートし、実家の茨城から遠く離れた土地で孤独を感じていました。その孤独を打破するために始めたのがオンラインゲームでした。そこで出会ったのが赤尾氏。彼はすでに個人事業主として活躍し、自由な生き方をしていました。その影響を受け、著者は安定した公務員という職業を捨て、自由な世界に飛び込む決意を固めます。
しかし、赤尾氏に誘われ中国でゲーム開発プロジェクトに参加したものの、そのプロジェクトはわずか半年で頓挫。著者は福岡に戻り、借金に苦しむ日々が始まりました。少ない仕事をもらいながらも、膨らみ続ける借金や未払い金、さらには理不尽な契約のトラブルに巻き込まれていきます。
苦境から学び取った貴重な知恵
彼が直面したトラブルは目を覆うものばかり。1500万円の未払いが発生し、泥沼の裁判沙汰に突入する中で、著者は経営者としてのスキルを磨いていきました。最終的には年商1億円の道へと至りますが、それまでの道のりは厳しかったのです。
著者が本書で紹介する戦略は、実際に経験したトラブルをもとに形成されたもの。彼は、
1. 組織は2人で経営する。
2. トラブルは自己責任で解決する。
3. 必要な資金を金融機関から借りておく。
4. 交渉術を駆使する。
5. 信頼を勝ち取るための流儀を持つ。
6. 経験から学び、適切な選択をする。
7. リスクを適切に管理する。
8. 強靭な精神で逆境を乗り越える。
9. 積極的に人と会いに行く。
といった戦略を通じて、同じ過ちを犯すことを防ぐ「予防接種」としての役割を果たします。これらの知恵は、今まさに経営に奮闘している人々に向けた「特効薬」となるでしょう。
起業を目指すあなたに
起業には華やかな面が強調されがちですが、多くの人が経験する現実の厳しさはあまり語られません。本書は、著者が経験した厳しい現実を通じて得た知識と戦略を多くのビジネスパーソンに届けたいという思いから書かれています。著者は、自らの経験をもとに、起業の地獄から生き残るための知恵を伝授し、多くの人にとっての道標となることを目指しています。
この書籍は、これから起業を志す人やすでに奮闘している人々にとって、貴重な指針となることでしょう。何度も困難に直面しながらも、それを乗り越えて成功し続ける力強さを教えてくれる一冊です。興味のある方はぜひ手に取ってみてください。