SNS推し本大賞2025
2025-10-26 12:38:34

SNS時代に誕生した「SNS推し本大賞2025」の授賞式開催!

SNS推し本大賞2025の誕生



2025年10月24日(金)、神保町のBook House Cafeで「SNS推し本大賞2025」の授賞式が行われました。この美しい場所で、読者の声が新たな文学の未来を形作る素晴らしい瞬間が生まれました。この賞は、SNSで推された本に光を当てることを目的としており、今年が初めての開催となります。

当日は、最終投票に参加した3,761人の読者が選んだ7つの部門の優れた作品が次々に発表されました。この大賞は、出版業界の縮小が続く中、読者の意見を反映した新しい文学評価の形として注目を集めています。

なぜ今、「SNS推し本大賞」なのか?



出版不況と読者の声



日本の出版業界はこの数年、数々の問題に直面しています。書店数の減少や、多様な作品が埋もれてしまう現状は、良書の発見が難しいという課題を生んでいます。この「SNS推し本大賞」は、その流れを変える試みです。

SNSの力を活用した新しい流れ



SNSの普及に伴い、私たちの読書体験は大きく変わりました。今や、誰でも自分の「推し本」を発表できる時代。しかし、その声が実際の購入に結び付く仕組みはまだ不足しているのが現状です。この大賞は、そのギャップを埋めるための新しいステップです。

デジタルとリアルの融合



若い世代はオンラインでの情報収集が中心になっていますが、書店でのリアルな出会いや、実際に手に取る体験は代えがたいものです。SNS推し本大賞は、両者をつなげる重要な橋渡しとなるでしょう。

SNS推し本大賞の特徴



この新しい賞は、以下のような特徴を持っています。
1. 民主的な評価システム:SNSを通じて読者が直接投票を行い、より多くの人々に支持される作品が選ばれます。これにより、隠れた名作や中小出版社の作品にスポットライトが当たります。

2. リアル書店との連携:全国60店舗以上の書店で、受賞作品の特設コーナーを設置することで、オンラインでの声をリアルな購買につなげます。

3. オープンな参加:業界の専門家だけではなく、全ての読者が参加できるこの取り組みは、多様な声を集め、多面的な評価を可能にします。

4. 様々な価値観を反映した部門設計:ビジネス書や小説の他にも、多様なテーマを設定することで、様々な作品が評価される機会を提供しています。

授賞式の様子と受賞作品



授賞式は19:15から19:45まで行われ、参加者は盛況のうちにこの歴史的な瞬間を見守りました。それぞれの部門から選ばれた優れた作品が表彰され、参加者たちの熱気が会場を包みました。

受賞作品一覧


  • - ビジネス推し本賞:「ぼくは今日も定時で帰る」 まひろ著、ダイヤモンド社刊、2025年5月28日。
  • - 小説推し本賞:「禁忌の子」 山口未桜著、東京創元社刊、2024年10月10日。
  • - 知の扉がひらくで賞:「発信をお金にかえる勇気」 末吉宏臣著、きずな出版刊、2025年4月21日。
  • - 世界の見え方、変わるで賞:「僕には鳥の言葉がわかる」 鈴木俊貴著、小学館刊、2025年1月23日。
  • - この気持ちシェアしたいで賞(ビジネス):「文章で伝えるとき、いちばん大切なものは、感情である。」 pato著、アスコム刊、2024年3月28日。
  • - この気持ちシェアしたいで賞(小説):「婚活マエストロ」 宮島未奈著、文藝春秋刊、2024年10月25日。
  • - 発掘部門:「一遍踊って死んでみな」 白蔵盈太著、文芸社刊、2024年12月5日。

今後の展開



受賞作品は、2025年10月25日以降、全国60店舗以上の書店に特設コーナーを設置し、SNS推し本大賞のロゴを掲出して展開されます。読者に広く作品を届けるこの取り組みは、出版文化の未来を明るく照らすことでしょう。

この画期的な賞がどのように日本の読書業界を変えていくのか、今後の展開に期待が高まります。SNS推し本大賞の公式サイトや、関連するプロジェクトについては、ぜひご覧ください。


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