新刊書籍『測定の不確かさとその周辺不確かさの表現のガイド』の発行について
一般財団法人日本規格協会は、2025年8月29日(金)に新刊『測定の不確かさとその周辺不確かさの表現のガイド(GUM)をめぐる16のおはなし』を発行することを発表しました。本書は、測定における不確かさというテーマを中心に、様々な視点からその評価方法や意義について語られています。
本書の特長
本書では、測定の初歩的な内容から深い理論までをカバーし、「不確かさ」を理解しやすく解説しています。特に冒頭ではニュートリノ速度の測定例を挙げ、その後も不確かさの概念や評価方法を分かりやすく展開します。
著者の榎原研正氏は、国際的なガイドラインであるGUM(Measurement)を参照しながら、測定結果の信頼性を向上させるためのデータ提供の重要性を強調しています。測定値の信頼性を示す定量的指標としての不確かさについて、読者に新たな視点を提供することを目的としています。
目次構成
本書は全16章から成り立ち、各章は読みやすい形式で構成されています。以下に一部の章タイトルを紹介しますので、気に入ったところから読み始めることも可能です。
- - 第1章『不確かさとは何か』のおはなし
- - 第2章不確かさ評価の骨組みのおはなし
- - 第6章タイプA評価の基本式のおはなし
- - 第10章気軽に行う不確かさ評価のおはなし
これらの章を通じて、読者は不確かさ評価が単なる面倒な作業ではなく、知的好奇心を満たす興味深いフィールドであることを実感できることでしょう。
発売情報
本書は、A5版・320頁で提供され、税込価格は3,850円です。発売日以降はご予約順に発送されるため、興味のある方は早めの予約をお勧めします。
結び
測定の世界では不確かさの理解が不可欠です。この新刊を通して、多くの人々が測定についての理解を深め、日常生活や専門分野での応用につなげていくことを期待しています。興味を持たれた方は、ぜひご予約や詳細確認をお忘れなく。