銀座八五、ミシュランガイド東京2026に7年連続掲載の名店その魅力

銀座八五、7年連続でミシュランガイド掲載

東京都中央区に位置する中華そば「銀座八五」が、2025年9月25日に発表されたミシュランガイド東京2026において、ビブグルマンの評価を受けました。この名誉ある掲載は、実に7年連続という結果で、店主の松村康史氏の絶え間ない努力と情熱が実を結んでいます。

銀座八五とは

「銀座八五」は、松村氏が2018年にオープンした中華そば専門店です。それ以前の36年間はフレンチの料理長として活躍していた松村氏が、ラーメン業界に飛び込んだのは「誰でも気取らず美味しい料理を手軽に楽しんでいただきたい」という思いからです。彼は、「丼の中のフルコース」をコンセプトに、一杯のラーメンが持つ可能性を最大限に引き出しています。

店内は落ち着いた雰囲気で、どこか特別感を漂わせています。松村氏がフレンチで培った技術を背景に、素材の味を大切にしたスープは、見た目も美しい黄金色。生ハムなどを贅沢に使用したそのスープは、まさにこだわりが詰まった一杯です。さらに、老舗の「浅草開化楼」から特注の細麺も加わり、スープとの相性も抜群です。

ミシュランガイドの凄さ

ミシュランガイドは、世界中のレストランを独自の基準で評価する非常に権威あるガイドです。ガイドには、星評価やビブグルマン、ミシュラングリーンスターが存在し、その中でもビブグルマンは手頃な価格で優れた料理を提供するレストランに与えられます。1900年にドライバー向けの専門誌として創刊された当初から、世界的な美食ガイドとして成長してきました。

松村康史店主の思い

松村氏は、7度目の掲載について「日々ご来店いただいているお客様や生産者、取引業者、スタッフの支えがあってこその結果」と感謝の意を示しています。彼は今後、海外進出も視野に入れ、さらに多くの人に日本の中華そばの魅力を伝える意欲を示しています。また、「来月で66歳を迎えますが、できるだけ長く厨房に立ち続けたい」と語ります。