電子書店に新たな風を吹き込む『魔法歌姫マジカルギンガ』
2023年5月30日、個人作家向けの電子書籍配信サービス「クロスフォリオ出版」が新たに展開した作品『魔法歌姫マジカルギンガ』が全国の電子書店にて配信を開始しました。この作品は、超銀河レコードが手がけたマンガと音楽が融合したメディアミックス企画で、漫画ファンのみならず音楽愛好者からも注目を浴びています。
マンガと音楽の新たな試み
『魔法歌姫マジカルギンガ』は、ただのマンガではありません。作中に登場する楽曲は、YouTubeを通じて実際に視聴することができる仕組みとなっており、読者は物語の世界観を視覚だけでなく聴覚でも楽しむことが可能です。この新しい試みは、マンガの読書体験を多角的に豊かにし、作品に没入するための新たな道を提示しています。
作品の概要
作品の原作・脚本を担当するのは武田洸樹、漫画はちろりが手がけています。第1話と第2話は無料で公開されており、3話以降は各話110円(税込)で、毎週のペースで配信される予定です。特に支援されている書店には、総合電子書籍ストア「ブックライブ」やブッコミといったプラットフォームがあります。
あらすじ
物語の舞台は2025年の地球。宇宙から現れた機械兵器が人知れず侵攻を開始し、事態は徐々に深刻さを増しています。この危機を前に、各国政府は協力し合い、特別な組織『R.E.C.O.R.D(レコード)』を設置します。彼らは、通常の兵器では太刀打ちできない敵に立ち向かうため、歌の力を魔法に変える特別な存在、すなわち『魔法歌姫』に希望を託つことになります。
主人公は、中学2年生の神代銀河。特別な歌声を持つ銀河がある事件をきっかけに『魔法歌姫』たちとの出会いを果たし、彼女自身もシンガーとして、そして魔法歌姫としての冒険を始める過程が描かれています。この物語では、歌が持つ力とその可能性が、友情や絆の物語とともに深く掘り下げられています。
クロスフォリオ出版について
「クロスフォリオ出版」とは、個人作家向けに特化した電子書籍配信サービスで、2017年に設立された旧「ブリック出版」を改名したものです。個人作家が抱える出版の壁を取り払い、全ジャンルの作品を手軽に発表できる場を提供しています。また、作品の登録作業や配信管理、プロモーションを包括的に支援することにより、多数のクリエイターの創作を盛り上げています。
今後の展望
株式会社BookLiveでは、クロスフォリオ出版を通じてクリエイターを取り巻くエコシステムの強化を目指しており、より多くの人々に愛される作品の発表や、豊かな読書体験の提供を続けていく予定です。さらに、グローバルなデジタルエンターテインメント企業への飛躍を目指し、新たなコンテンツの創出に挑戦し続けています。
今後も『魔法歌姫マジカルギンガ』を通して、音楽と魔法、そして友情のドラマを堪能してみてはいかがでしょうか。熊山千夜の作品が、あなたの心をどれだけ打つのか、ぜひ配信が進むたびに確認してみてください。