サルデーニャ州の魅力
2025-07-03 12:24:41

サルデーニャ州が大阪万博で魅せた魅力的な文化と音楽の祭典

2025年6月22日、大阪・関西万博のイタリア館で「サルデーニャ州ウィーク」が幕を開けました。この日、サルデーニャの伝統楽器の音色が響く中、テープカットを行ったのは、イタリア政府の大使マリオ・ヴァッターニ氏と、サルデーニャ州の観光担当議員フランコ・クックレッドゥ氏。彼らは、イタリア館が過去と現在の魅力を同時に伝える場所であると間違いなく感じていました。

その後、サルデーニャの歌姫カルラ・デヌーレが午後6時から行ったコンサートでは、打楽器奏者ブルーノ・ピッチンヌ氏やギタリスト・ピアニストのマルコ・ピラス氏が共演し、さらに伝統楽器デュオ「ファンタ・フォルク」の二人も特別ゲストとして登場。観客は、サルデーニャの広大な自然と文化を感じる旅へと誘われ、最終的には、カルラが大阪万博のために新曲「ムンドゥ・イン・トゥンドゥ(世界で回ろう)」を披露。その楽曲は、サルデーニャ語によるラップと伝統楽器のセッションで彩られ、観客を魅了しました。カルラは、言葉の壁を越えて心が通じ合った日本の観客の反応に感動し、自身の文化を紹介できたことに大きな喜びを感じたと語りました。

続いて行われたのは、6月23日の「ファンタ・フォルク」による演奏会。観客が自然に身体を揺らし、サルデーニャのリズムに引き込まれる様子が見受けられ、演奏後にはゲストとしてカルラたちも登場。共演によって一体化した空間が、観客に忘れがたい思い出を残すことができました。

6月27日には、観光業者向けのワークショップ「Sardinia Meets Japan」が開催され、サルデーニャの旅行業者が日本の観光関連企業と交流しました。このワークショップでは、特に文化や食に焦点を当てた旅行ニーズが高まっていることが明らかになり、参加者同士の活発な情報交換が行われました。

さらに、サルデーニャの職人たちによるイベント「サルデーニャ:クラフトの島」が行われ、サルデーニャならではの手仕事が紹介されました。織物職人や陶芸家がそれぞれの技術を披露し、訪れた人々に感動を与えました。職人たちは、現代のデザインと伝統の融合を尊重しながら、次世代へのバトンを手渡すべき課題についても声を上げました。

最終的に、サルデーニャ州ウィークは、参加者たちに貴重な文化体験を提供しただけでなく、サルデーニャの魅力を日本で広める重要な機会となりました。サルデーニャの豊かな文化は、未来へとつながる可能性を秘めています。相互の文化交流を通じて、より深い理解と感動を呼び起こす今回のイベントは、大阪万博の中でも特異な存在となりました。


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