障がいを持つアーティストの音楽の新たな可能性を探るコンサート

新たな音楽の扉を開く！Special×ONE Concert 2025

2024年7月6日（日）に、渋谷区文化総合センター大和田の伝承ホールにて、誰もが楽しめるユニークなコンサート「Special×ONE Concert 2025」が開催されます。このイベントは、身体的な制約を持つアーティストたちが、自らの力を活かして創り出す音楽の世界を披露するものです。演奏を通じて、障がいを抱えるアーティストの素晴らしさやその表現の可能性を知っていただきたいという思いから始まりました。

コンサートの魅力

このコンサートは、片腕のギタリストや特殊な楽器を使う演奏者たちをフィーチャーし、彼らがどのように音楽を表現しているのかを観客に届ける場となります。出演者には、輝彦さん、工藤雄一さん、熊谷永子さん、清水まりさん、竹内正実さんなど、卓越した才能を持つ方々が揃い、彼らの歌声や演奏から際立った感動を得られることでしょう。

また、チケットは一般が3,000円、学生や障がい者、介助者は2,000円という手頃な価格設定がされており、より多くの人に参加していただきたいと考えています。チケット購入は公式ホームページから可能です。

身体的制約を超えた音楽の力

通常、楽器は健常者が演奏することを前提に作られています。そのため、身体的なハンデに直面した場合、多くの人が自らの音楽表現に不安を感じます。しかし、片手で演奏できるように特別に設計された楽器や、他の補助具の助けを借りることで、アーティストたちは新たな音楽の扉を開くことができるのです。彼らの演奏は、あらゆる聴衆に感性深く響き、音楽が持つ力を再確認させてくれます。彼らの音楽は、決して「不完全」ではなく、むしろ独自の美しさを持っています。

馴染み深い背景からの出発点

Onehand MUSIC Grooveの代表者は、個人の経験からこの活動を始めることになりました。病気や怪我により、自分の音楽表現に制約を感じたとき、同じように障がいや病気を乗り越えて音楽を続ける人々を知り、彼らの存在に勇気をもらったそうです。このような経験から、全ての人が自由に音楽を奏でられる環境を作りたいと強く思うようになりました。

過去の成功と今後の活動

2022年の活動開始から、特に2回のコンサートを経て、たくさんの方々に感動と勇気を与えてきました。参加者からは「心に響く演奏でした」や「素晴らしい工夫で演奏されていました」といった声が寄せられ、毎回盛況のうちに幕を閉じています。

今後も、障がいを持つ方に音楽への情熱を還元していくため、さまざまな努力を続けていく考えです。特に、当事者の声を聴くことや、製作者や研究者とのコラボレーションを大切にし、新たな楽器の開発を目指します。これからの活動にぜひ注目してください。