出版業界の革命
2026-02-09 11:01:35

IT企業が出版業界に革命をもたらす!新たなビジネスモデルの成功事例

ソニックガーデンが切り拓く新しい出版の形



最近、出版市場は厳しい状況にあります。紙の出版物の販売額が半世紀ぶりに1兆円を下回り、多くの書店が経営に苦しむ中、IT企業である株式会社ソニックガーデンが新たな試みに挑んでいます。この企業は「納品のない受託開発」を主業としており、今度は出版業界でのビジネスモデルの改革を図ろうとしています。

倉貫書房の新刊書籍、紀伊國屋書店 梅田本店で展開



ソニックガーデンが主宰する出版事業「倉貫書房」は、2026年2月5日、著者・長瀬光弘による『新米マネージャー、最悪な未来を変える』を発売しました。この新作が注目を集める理由は、新興出版社としては異例の初回200冊の発注が、紀伊國屋書店 梅田本店から出されたことです。

同店では新刊発売を記念して特設パネルを設置し、店頭の目立つ場所で大々的に展開されています。これは書店側が新しいビジネスモデルを評価し、それに共感していることを示すものでもあります。

環境負荷を軽減する新しいビジネスモデル



倉貫書房が提唱する新しいビジネスモデルは、従来の出版流通の問題点を解決するものです。たとえば、従来の流通システムでは利益率が低く、返本率が高いため、書店にとっては厳しい経営環境が続いていました。一方で、倉貫書房は次のような取り組みを行っています。

1. 掛け率50%:一般的な書店の利益取り分は約20%ですが、倉貫書房では50%の利益率を提供し、書店が本を売ることでより多くの利益を得られる仕組みを作りました。
2. 返本なし:書店が在庫リスクを負う代わりに高い利益率を確保でき、出版社は無駄な印刷や廃棄を削減し、環境への負荷を軽減しています。
3. ITによる直取引:流通業者を介さず、受発注プラットフォーム「一冊!取引所」を用いて書店と直接つながることで、中間コストを削減し、効率的な流通を実現しています。

書店員からの支持も



紀伊國屋書店 梅田本店での展開について、名物書店員の百々典孝さんは次のようにコメントしています。「IT企業のソニックガーデンが、ミシマ社と共に真剣に出版流通を変えようとしていることに共感しました。本を売るだけでなく、この挑戦をお客様に届けるため、私たちも『200冊』に挑戦しました。」

このように、書店側からの支持もあり、倉貫書房は新たな風を吹き込んでいるのです。

書籍情報



「新米マネージャー、最悪な未来を変える」は、マネージャーに昇進するも、さまざまな壁にぶつかりながら成長していく主人公の姿を描いた仕事エンタメ小説です。

  • - 著者:長瀬光弘
  • - 発行:倉貫書房(株式会社ソニックガーデン)
  • - 定価:2,420円(本体2,200円+税)
  • - ISBN:978-4-911117-01-9

今後の展望



倉貫書房は今回の成功を起点に、全国の書店と「直取引」のネットワークを拡大する計画です。「市場が縮小しても、良質な本を作り、それを必要とする人々に届ける」という理念のもと、新たな出版の形を模索しています。ITの力と独自のビジネスモデルで、持続可能な出版の未来を切り拓いていくことでしょう。


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