黒沢薫と中西アルノの音楽ルーツを探る特別収録レポート

音楽の“生”を体感する『Spicy Sessions』の魅力

CS放送TBSチャンネル1で放送中の音楽番組『Spicy Sessions』。この番組は、音楽が生き物であることを観客の目の前で体現する全く新たなスタイルを取っています。MCは、ゴスペラーズの黒沢薫と、乃木坂46の中西アルノ。今回は、2月放送の収録レポートとして、特別ゲストである佐藤竹善（SING LIKE TALKING）とのセッションを中心に、その魅力に迫ります。

番組の背景とコンセプト

『Spicy Sessions』は、黒沢とプロデューサーの強い熱意によって誕生しました。彼らはカレーを食べながら、本気で音楽を“魅せる”番組を作ろうと語り合っていました。その想いが実を結び、放送から1年を迎えた際には、黒沢が「この番組が続いていることが本当に嬉しい」と述べていました。音楽マニアの黒沢と、彼が信頼を寄せるプロデューサーとの強い絆が、深い音楽性を番組に与えています。

新たなステージへの挑戦

2025年最初の収録は、J:COM浦安音楽ホールで行われました。この収録では、会場にお客さんがいることで生まれる、独特の緊張感とライブ感が印象的でした。黒沢と中西は、ホールでの収録という初めての体験に対し、特別な思いを抱いて臨んでいました。中西は「歌をもっと遠くに届けたい」と語り、観客の存在がどれほど彼らのパフォーマンスを引き立てるかを実感していました。

佐藤竹善とのセッション

この回のゲスト、佐藤竹善がSING LIKE TALKINGの「Spirit Of Love」を披露する際、黒沢と中西もコーラスで参加。彼らのパフォーマンスは、場の雰囲気を一層盛り上げました。また、黒沢は佐藤との思い出を語り、世代の違いによる笑いもファンにはたまらない瞬間となりました。

そして、「Hotel California」のセッションでは、黒沢と佐藤がその曲の多様なジャンルを掘り下げながら、楽曲を共に演じました。このように、音楽のルーツを理解しながら共同作業を行うことの楽しさが、観客にも伝わってきます。

中西アルノの成長を見逃すな

この番組は、中西アルノの成長を支える要素でもあります。彼女は自らの楽曲「フラレガイガール」を披露し、進化した表現力を見せることができました。彼女のアプローチは観客の心を掴み、彼女自身もさらに成長していることを視覚的に示しました。

家入レオとのセッションも必見

続いて行われた3月の収録には、家入レオがゲストとして登場。彼女は、サウンドチェックを経て、本番に臨みます。彼女が披露する「雨風空虹」は、観客のボルテージを一気に引き上げました。また、黒沢とのセッションで、昭和の名曲「飾りじゃないのよ涙は」を歌う際には、音楽的な会話が繰り広げられ、観客はそのプロセスにも魅了されました。