吉田健一の交遊錄展、東京古書会館で開催
今年の6月7日から14日まで、東京古書会館の2階展示室にて「吉田健一の交遊錄展」が開催されます。この展示会では、吉田健一に焦点を当てた貴重な資料が多数展示され、特に彼の著作や翻訳、旧蔵書が集結します。
展示の見どころ
展覧会のテーマは「交遊録」であり、主催者が長年にわたり収集してきた資料が取り揃えられます。展示内容には、吉田自身の著作の他、彼が愛した文学者たちとの交友関係を示す献呈署名本や、貴重な蔵書が含まれます。以下は、見どころの一部です。
- - 献呈署名本: 三島由紀夫、谷川俊太郎、堤清二といった著名人からの献呈署名本が展示され、それぞれの文学者とのつながりを感じさせます。
- - 旧蔵書: 小林秀雄や河上徹太郎など、名だたる文人たちから送られた署名本も見逃せません。
- - 特別版: 限定版の『シェイクスピア』や『でたらめろん』など、他では見ることができない貴重な本も展示されます。
さらに、吉田健一が住んでいた旧宅からの色紙や書簡、名刺など、彼の生活を感じさせるアイテムも多数提供されます。これにより、吉田健一の個性や彼が触れた文化に対する影響を理解する絶好の機会となるでしょう。
トークイベントの詳細
展覧会中には2回のトークイベントも予定されています。どちらも事前申し込みが必要で、参加者は吉田健一に関する深い洞察を得ることができます。
- - 第1回: 6月7日(土)の14:00から16:00まで、著者の角地幸男氏を迎え、「ケンブリッジ帰りの文士 吉田健一」に関するトークが行われます。
- - 第2回: 6月14日(土)に行われるこの回では、古書蒐集家の西村義孝氏が登壇し、吉田健一の文献に関する貴重な視点を提供します。
アクセスと入場情報
展覧会は東京古書会館にて開催され、入場は無料です。ただし、休館日があるので、訪れる際には注意が必要です。以下に基本情報をまとめます。
- - 日時: 2025年6月7日(土)~6月14日(土)
- - 休館日: 6月8日(日)
- - 開館時間: 10時~18時(最終日は17時閉館)
- - 所在地: 東京都千代田区神田小川町3-22
- - 最寄り駅: JR御茶ノ水駅、都営地下鉄神保町駅
この機会に、吉田健一の世界を余すことなく体験してみてはいかがでしょうか。