CVCの実効性を追求!『実効CVC』の登場
経営戦略やイノベーション実現のために、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)が注目されています。このたび、KPMG FASは、その実践的なガイドとなる書籍『実効CVC ― 事業計画評価から設計・契約・成果まで』を発刊しました。本書は、これまでのCVC関連書籍に続く第三弾であり、CVCの実践に関する具体的な知見を提供します。
本書の内容
本書は11章から構成されており、それぞれの章でCVCの実行に必要な要素に焦点を当てています。以下にその主な内容を紹介します。
1.
イノベーションのジレンマの克服: 企業が直面するジレンマに対する戦略を探ります。
2.
戦略リターンの定量化: 投資の効果を測定する方法を考察します。
3.
スタートアップの事業計画評価: どのように事業計画を評価し、成功の可能性を見極めるかについて解説します。
4.
技術コンタミネーションの管理: 技術を保護しながら新規事業を進める方法が示されています。
5.
ベンチャーデットとしての実践手法: 資金調達の新たな形態としてのベンチャーデットの活用法。
6.
CVCストラクチャーの考え方: CVCを設立する際の構造や運営の考え方。
7.
オープンイノベーション契約: 契約の概要とその活用法について。
8.
スタートアップ経営の発展課題: ビジネスを成長させるための課題。
9.
エフェクチュエーションとオープンイノベーション: 新規事業の創出における応用。
10.
イスラエル・スタートアップエコシステムの理解: 世界の成功事例から学ぶ視点。
11.
オープンイノベーションの実践とその葛藤: 成功事例とともに課題が提示されます。
CVCの重要性
昨今、国内ではCVC設立が急増しており、スタートアップとの協業色が濃くなっています。この流れの中で、KPMG FASは、企業がスタートアップと連携し、どのようにCVCを活用して経営価値を高めていくかに真剣に取り組んでいます。特に、本書では、CVCの設計や投資ポートフォリオの管理、先端技術の探求といった実践的な課題に根ざした内容が述べられています。
この新書の目玉は、キヤノンマーケティングジャパンやリコーなど、日本の代表的な企業のCVC実践例が紹介されている点です。これにより、実際の成功事例を通じてどのようにCVCが機能するのかを学ぶことができます。
まとめ
KPMG FASの『実効CVC』は、イノベーション創出を志向する企業にとって、欠かせないバイブルと言えるでしょう。CVCに関する理論から実践までを網羅的に整理し、企業が直面する様々な課題に対する解決策を提案しています。新たなビジネスモデルや技術革新を模索する企業にとって、本書は価値ある道しるべとなることでしょう。これからのビジネスの可能性を広げる一冊、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。