秋の特集満載『家庭画報 9月号』出版
世界文化社から『家庭画報 9月号』が8月1日に発売される。今回の特集は、大人が楽しめる水族館や動物園をフィーチャーした「大人が楽しい水族館・動物園」。その中で、独自の展示方法や環境再現による非日常体験が注目されている点が紹介される。特に、命の躍動とミステリーに出会えるスポットが全国各地から厳選されており、人生の経験を重ねた大人たちが再び学びや癒やしを得ることができる場所を提供している。
特に注目なのは、特別付録として付いてくるアドベンチャーワールドのジャイアントパンダのポストカードだ。このパンダたちは6月末に中国に帰国したもので、見るものに特別な感情を呼び起こすだろう。また、展示方法にも革新が見られ、アート作品のような演出もあり、楽しみながら学べる工夫が施されている。
日本の美を伝え継ぐ
巻頭特集では、「世界が憧れる日本の美」と題した企画も見逃せない。「手仕事」という視点から見た日本の美意識や技術は、国内外で高く評価されている。特に、志を持って革新を重ねる匠たちの熱意や、古き良き職人技が色濃く残る「暮らしの道具」についての紹介は、今の時代においてもなお新しい発見をもたらしてくれる。日本の伝統的な美が、世界でどう評価されているのか、ぜひこの機会に知っていただきたい。
南フランスの旅
特集の中には、「麗しき南フランスを巡る旅」も含まれている。地中海の香るニースからリュベロンを経て、美しい光の街エクス・アン・プロヴァンスへと至るこの旅は、歴史や美食が織りなす贅沢な体験を提供する。美しい自然と文化に囲まれたこの地の魅力は、読者を一層の癒しへと誘う。
市川染五郎の新たな挑戦
また、歌舞伎界の若手スター市川染五郎がパリで新作ハイジュエリーを披露する様子も特別企画として取り上げられている。20歳を迎えた染五郎が、華道や侘び寂びをテーマにしたハイジュエリーを身にまとい、パリの風景に溶け込む姿は、息を飲む美しさだ。彼の成長と新たな挑戦が、どのように次世代に引き継がれていくのか注目が集まる。
戦後80年を迎えた今、語り継ぐということ
さらに、特別取材としてカズオ・イシグロが戦後80年を舞台としたインタビューも行われた。戦争を経験しない世代が、この歴史をどのように語り継いでいくのか、深い問題に対する考えが示される。このインタビューは、若い世代が戦争の記憶をどのように受け継いでいくべきかを考える大切な機会となる。
今回の『家庭画報 9月号』は、特別な企画が凝縮された一冊となっている。読者にとって、心に残る秋の始まりを彩る内容が詰まったこの号を、ぜひ手に取って体感していただきたい。