SNSを狙った新たな詐欺被害、城島茂が警鐘
2025年2月18日、イオンモール与野にて特別防犯支援官である城島茂氏が、SNSを通じた投資及びロマンス詐欺に関する防犯講話を行いました。このイベントは、全国各地で相次ぐ特殊詐欺の被害を防ぐため、埼玉県を含む1都3県警察が共同で実施する「SNS型投資・ロマンス詐欺被害防止キャンペーン」の一環です。
SNS型投資詐欺とは?
城島支援官は、SNS型投資詐欺について、「この詐欺の多くはダイレクトメッセージから始まります。」と警告しました。特に、投資金の名目で金銭を要求されるケースが多く、詐欺師たちは信頼を築くために専用アプリのダウンロードを促してくるとのこと。
「そのアプリは、投資が利益を上げているように見せかけるだけの偽物ですから、十分警戒してください。」という言葉には、切迫した危機感が強く表れていました。支援官は続けて、「投資には『絶対』というものは存在しません。魅力的な話の裏には必ず落とし穴があると言えるのです。うまい話には、慎重になるべきです」と参加者に訴えました。
恋愛感情を悪用したロマンス詐欺
さらに、支援官はSNS型ロマンス詐欺についても触れました。「これは、恋愛感情や助けたいという気持ちを悪用する卑怯な犯罪です」と語り、マッチングアプリなどでの金銭の話や投資勧誘に警戒するよう呼びかけました。「誰かを思いやるがゆえに、騙されやすくなることがあります。そのため、『実際に会ったことがあるかどうか』を見極める重要なポイントとして挙げてください。」というアドバイスは、とても心に響くものでした。
ダイレクトメッセージの受信設定を見直そう
城島支援官は、SNS等を利用する上で注意しなければならない点として、見ず知らずの人物からのダイレクトメッセージを受け取らないための受信設定変更を推奨しました。「まず、設定を見直し、知らない人からのメッセージを遮断することが非常に重要です。」と明言しました。
特に、「家族や周りの人にもこの情報を広めてください。SNS型の投資やロマンス詐欺は、自分が騙されていると気づきにくい特性があります。日常的にお金の話を周囲に相談することが、この問題を未然に防ぐ鍵となるでしょう」と締めくくりました。
最後に
このイベントは、詐欺の被害を未然に防ぐだけでなく、家族の絆を強めるきっかけにもなることが期待されています。城島茂さんの力強いメッセージを受け取り、今後は雑な情報に踊らされることなく、一層の注意が求められていることを思い知らされました。SNSの利用が広がる中、啓発活動を通じた警戒と知識の共有は、私たちの生活を守る重要な一歩となるでしょう。