一穂ミチ『恋とか愛とかやさしさなら』が本屋大賞にノミネート！

一穂ミチ『恋とか愛とかやさしさなら』が本屋大賞ノミネート

2025年本屋大賞に、一穂ミチの新作『恋とか愛とかやさしさなら』がノミネートされたことが発表され、早くも多くの読者の注目を集めています。この作品は、プロポーズから一転して恋人が盗撮で逮捕されるという衝撃の事実から始まります。

主人公の新夏と彼氏の啓久は、交際五年目にして幸せな未来を夢見ていました。しかし、啓久の想定外の行動が二人の関係を根本から揺るがすのです。啓久は「二度としない」と宣言しますが、新夏はその言葉を信じることができるのか、悩み続けます。この物語は、信じること、許すこと、愛することの難しさを描き出しています。

下記のような登場人物の葛藤や感情が切々と描かれており、読者に深く考えさせられます。

>「このまま目を瞑って結婚するって選択、全然ありだと思う」
>「啓久のやったことは性犯罪だよ。犯罪なの」
>「死刑か去勢」

読者のリアルな声

この小説は、ただの恋愛物語ではなく、様々な社会的テーマを扱っています。多くの読者から寄せられた感想には、失われた信頼と、その再構築の難しさが色濃く表れています。読者の一人であるelittleさんは、「婚約者が盗撮で捕まった。その瞬間から二人の間には大きな溝ができる」と語り、物語のリアリティを強調しました。またコンちゃんさんは、この作品が当事者ならではの深い葛藤を描いていることに感動していました。

一穂ミチの挑戦

一穂ミチさんは、これまでの作品とは違った新しい感情を描くことに挑戦しました。彼女は「違うものを書くためにもがいている」とコメントし、その努力が実を結び、書店員や読者から絶賛を受けています。直木賞受賞作としての新境地を開いた本作は、刊行後わずか数週間で重版を迎え、これまでに10万部を超える売上を記録しています。

一穂さんの作品は、2007年にデビュー以来、常に読者の心に響くテーマを選び取ってきました。『恋とか愛とかやさしさなら』も例外ではなく、現代社会に生きるすべての人々が共感できる内容となっています。

注目の発売日

この作品は、2024年10月30日に発売予定で、定価1760円（税込）。購入した多くの読者がその内容に感激し、SNSでもその感想が飛び交っているようです。特に、TikTokクリエイターのけんごさんは、「2024年、僕のベスト小説」と称賛の声をあげています。

一穂ミチさんの新しい取り組みと、彼女の作品に込められた思いをぜひ手に取って感じてみてください。未来の恋愛小説のスタンダードを一緒に目撃しましょう。