日本コロムビアグループが挑む次世代エンタテインメント
日本コロムビアグループ株式会社(以下、NCG)が、新たなクリエイティブプロデュースカンパニーとして設立されました。これにより、音楽業界はまた新たな進化を迎えようとしています。
設立の背景
NCGの設立は、株式会社フェイスが会社分割を実施した結果として誕生しました。フェイスの代表取締役会長、平澤創氏は、音楽の未来に対する新たなビジョンを掲げ、AI技術を駆使した革新的なエンタテインメントを提供することを目指しています。具体的には、日本初の蓄音機から、世界初の着メロに至るまで、常に「日本初」「世界初」の革新を追求してきた両社の歴史を踏まえています。
NCGのビジョンとミッション
「Impact NOW. 今を揺さぶる創造を。」というビジョンのもと、NCGはデジタル社会およびAI時代に必要とされる新しいエンタテインメントの形を追求しています。これには、ただ技術を取り入れるだけでなく、消費者の心に深く響き、記憶に残るエンタテインメントを提供する使命があります。
このアプローチの鍵となるのが、AIとの共創です。リアルタイムでの高い創造性を持つコンテンツの制作を通じて、人々に強い影響を与えることを目指しています。
事業内容と展望
NCGはAIトランスフォーメーション(AX)を核心として、新たな事業領域に進出します。AIを活用したIP事業、小規模なAIクリエイターエコシステムの構築、そしてAI関連の権利・倫理問題に対する取り組みが行われる予定です。具体的には、AIアーティストの制作から権利管理、配信までを包括的に行う体制を整えるといったものです。
また、AIエンジニアやクリエイターを集め、将来的には受発注プラットフォームを形成することを目指しています。これにより、外部クライアントに対しても、AIを通じた新しいアイデアや制作を提案できるB2B事業が展開されます。
さらに、全社的なAI推進チームを立ち上げ、社員全員にAIリテラシー教育を施すなど、社内の基盤を強化していく方針です。
日本コロムビアグループの未来への期待
NCGが新たに掲げるビジョンは、デジタル社会において新たな価値を創造することを中心に据えています。音楽やエンタテインメントは人々の生活に根差しており、NCGはその中で特に重要な役割を果たそうとしています。これからの活動において、AIと人間の共創がもたらす新しい体験がどのように展開されるかは、多くの注目を集めることでしょう。
最後に
今後も日本コロムビアグループの更なる活動や新たな展開に期待が寄せられます。115年以上にわたる歴史を背景に、再び「日本初」「世界初」を目指す挑戦がどのような結果を生むのか、オーディエンスとして見守りたいと思います。詳細についてはコーポレートサイト(https://www.columbia.co.jp)をご覧ください。