第26回「ミツバチの絵本コンクール」ストーリー部門の結果が発表され、今後のイラスト部門の募集が始まります。このコンクールは、自然とミツバチとの共生をテーマにしたものであり、1999年に開始され、今年で26回目を迎えました。全国から684点の応募があり、その中から厳選された16作品が入賞しました。
受賞作品の概要
今年の最優秀賞は『ぼくは888』のんのん 都さん(70歳/東京都)が受賞し、優秀賞には『ミツバチ ミリィと時計台』を描いた橋本 俊幸さん(67歳/東京都)が選ばれました。また、入選作品としては、佐藤 邦子さん(80歳/宮城県)の『ゆめの田んぼ』や、空虹 ちこさん(66歳/滋賀県)の『山の中のハチミツ屋』などが名を連ねています。
特に子どもの部では、小学6年生のののはなさんによる『ありがとうのひみつ』が最優秀賞に輝きました。優秀賞には、𠮷田 柚音さん(小学3年/東京都)の『チハの畑』や、山田 久琉海さん(小学5年/東京都)の『踊れ!みつばちミポリン』が挙げられます。入選者たちも素晴らしい作品を提出しており、今後を期待させる結果となりました。
イラスト部門の新たな応募要項
そして、今年の新たな試みとしてイラスト部門の一般公募が行われます。2025年7月18日から9月16日までの期間、年齢やプロ・アマを問わず、未発表のオリジナル作品を応募できるチャンスです。この際、学校やクラス単位での団体応募も歓迎されており、作品サイズはA3、描画スタイルに制約はありません。応募方法は、郵送または新設されたWEB応募フォームを通じて行えます。
特に注目すべきは、今年から導入された一般投票制度です。これによって、読者の声も反映される形で、入賞作品が決定される仕組みが整いました。これまで5045におよぶ応募の中から、毎年選ばれる作品が書籍化され、「みつばち文庫」として全国の小学校に寄贈されており、教育的価値も高いと評価されています。
コンクールの意義と今後の展望
「ミツバチの絵本コンクール」は、単なる冊子作りにとどまらず、自然環境の大切さや社会とのつながり、生命の尊さを次世代に伝える大切な活動です。今年度も多くの作品が寄せられる中、どのような新たな才能が発掘されるか、非常に楽しみです。このような取り組みが、未来を担う子どもたちの心を育み、彼らに自然との共生への意識を植え付けることを願っています。
終わりに
興味のある方はぜひ、公式サイトをチェックして、応募規約や詳細を確認してみてください。芸術的な活動を通じて、ミツバチたちの魅力を再発見し、新しい物語を紡ぐチャンスに挑戦してみてはいかがでしょうか。