武蔵野大学の伝統芸能ゼミ
武蔵野大学(東京都江東区、学長:小西 聖子)は、独自の取り組みとして「授業改善トライアル」制度を設けており、学生に新しい学びの機会を提供しています。この制度を活用し、今回の特別ゼミでは日本文学文化学科の学生が、中世から近世にかけての日本の伝統芸能を体験的に学ぶ機会を得ました。
山姥をテーマにした特別ゼミ
この特別ゼミは全7回にわたるもので、能楽や歌舞伎、文楽などの伝統芸能の専門家である三浦 裕子教授と金子 健准教授が指導を行いました。ゼミの開始にあたり、学生たちは「山姥(やまんば)」というテーマをもとに、まず4回にわたって日本の伝統芸能における山姥の役割や表現について研究発表を行いました。
具体的内容
- - 実施期間: 10月2日から11月20日まで。
- - ゼミの流れ:
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1回目: 山姥を題材にした伝統芸能の研究発表。
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2回目: 能楽師である佐々木 多門氏から能の謡と舞について学びます。
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3回目: 日本舞踊家である西川 祐子氏から舞踊の指導を受けました。
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4回目: 「能〈山姥〉の仕舞」と「日本舞踊〈花へんろ〉」の実演を鑑賞。
実演を通した貴重な経験
最終回には、プロの能楽師や日本舞踊家による実演が行われ、学生たちはそれを鑑賞しました。実演中に教授による解説もあり、学生たちは学術的な知識と、実際の文化体験を両立させることができたのです。実演の中では、参加した各演者がそれぞれの技術や見解を共有し、山姥の持つ歴史的・文化的な意味をさらに深く理解することが出来ました。
学生たちの感想
参加した学生は、予約された実演とワークショップを経て、伝統芸能への関心を高めました。アンケートでは「迫力があり、楽しめた」「初めての実演体験が印象深かった」との声が寄せられました。他にも、プロの意見を通じて「山姥」のキャラクターに対する理解が深まったとの感想も。このような体験を通して、学生たちの伝統芸能に対する視点が豊かになったことが伺えます。
授業改善トライアルの意義
「授業改善トライアル」は、多様な学びのスタイルを模索する武蔵野大学の取り組みであり、今年度は多くの創造的な授業デザインが採択されています。文科系の新しい試みながら、実用的な学びが世の中の文化理解へとつながる重要なステップとなっています。
まとめ
武蔵野大学の伝統芸能ゼミは、学生にとって日本の伝統文化を深く理解する素晴らしいきっかけとなりました。このような特別な授業を通じ、学生たちは伝統芸能の魅力を直接体験し、それが持つ多面的な文化的価値について学ぶことができました。今後も、このように新しい視点での学びが広がっていくことを期待したいです。