俳句の新しい試み『角川季語別俳句集成』が登場！

俳句の新たな潮流を切り開く『角川季語別俳句集成』

株式会社KADOKAWAは、2025年9月12日に画期的な俳句集『角川季語別俳句集成』を発刊します。この全5巻の作品は、歴史ある俳人約3400名による66,000句を季語ごとに並べるという革新的な試みを実現しました。俳句の多様性を感じ取ることができるこの作品は、すべての俳句愛好者にとって必携の一冊となるでしょう。

圧巻の収録数と多様な表現

本書には、俳人たちが紡ぎ出した数多の秀句が集約されています。特に注目すべきは、季語ごとに俳句を整理した点です。これにより、どの季語に対してどのような表現がされているのかが一目瞭然。更には、無季俳句や自由律俳句も収められており、現代俳句の流れも感じることができます。

本書の特色

各巻には、以下のような特色があります。

- あらゆる俳人の作品を収録： 約3400名の俳人による数々の作品が掲載されています。
- 季語別アプローチ： 新版角川俳句大歳時記に基づき、見出し季語の下に俳句を並べています。
- 歴史的仮名遣い： 見出し季語には日本の伝統的な仮名遣いを使用しているため、歴史を感じられます。
- 傍題表示： 各俳句には傍題が追加されており、使われている季語も明確にわかります。
- 索引付き： 各巻に季語の索引があり、類句の確認やさらなる表現のヒントを得ることができます。

俳句界からの推薦の声

この書籍に対する期待の声も寄せられています。俳人協会会長の片山由美子氏は「古今の俳句のシャワーを浴びて達人になる」とその価値を称賛しています。現代俳句協会の高野ムツオ氏は「季語が生きて働く俳句の大森林」と表現し、自由律や無季の俳句も取り入れたことの画期性を強調しています。
また、日本伝統俳句協会会長の井上泰至氏は、「芭蕉や子規の伝統を学べる貴重な資料」と評価。エッセイストの岸本葉子氏も「最強の例句大全」と言及し、その魅力を強調しています。