文楽劇場舞踊鑑賞会
2025-10-14 12:02:56

国立文楽劇場で秋の風情を感じる舞踊鑑賞会のご紹介

国立文楽劇場で迎える秋の舞踊鑑賞会



毎年恒例の「東西名流舞踊鑑賞会」が、国立文楽劇場でついに開催されます。今年は10月18日、土曜日の開催です。この舞踊鑑賞会では、日本の東西の名手たちが集結し、華やかな舞を披露します。秋の訪れと共に、伝統の日本舞踊を楽しむ絶好の機会です。

公演の内容



第1部(13時開演)



1. 地歌『早舟』(はやふね)
様々な題材を織り交ぜた三味線組歌が舞踊に乗せられ、観客を高速のリズムに誘います。この作品では、特にテンポの速さが魅力となっており、視覚的にも聴覚的にも楽しませてくれるでしょう。

2. 長唄『まかしょ』
リズミカルな掛け声で、有名な願人坊主が軽快に舞い上がります。江戸の町を背景にした、洒落た踊りをお楽しみください。

3. 清元『吉野山』(よしのやま)
文楽でも人気が高い演目で、義太夫節『義経千本桜』の名場面に基づいています。佐藤忠信と静御前の「女雛男雛」の見得が、印象深いシーンとして観客の心に刻まれることでしょう。

4. 長唄『木賊刈』(とくさかり)
能『木賊』からの引用も含むこの演目では、老人がゆったりとした舞を披露し、後半にはその心意気を若者に見せつける物語が展開されます。

第2部(16時開演)



1. 一中節『都若衆万歳』(みやこわかしゅまんざい)
美少年が華やかに万歳を祝うご祝儀曲となっており、元禄期の人気歌舞伎役者の名も散りばめられています。.

2. 清元『築地明石町』(つきじあかしちょう)
鏑木清方の美人画を舞踊化した作品で、過ぎた日々を懐かしむ女性の姿が描かれています。その儚さが観客に深い印象を与えることでしょう。

3. 長唄『安達ヶ原』(あだちがはら)
有名な鬼女伝説を題材にしたこの長唄は、鬼になる運命を背負った老女の悲しみを表現した力作です。

4. 地歌『融』(とおる)
光源氏のモデルとされる源融が主人公となり、幻想的な舞を繰り広げます。月明かりに照らされた彼の姿は、見る者を引き込むことでしょう。

チケット情報


  • - 第1部 【13時開演▶15時15分終演予定】
  • - 第2部 【16時開演▶18時30分終演予定】
  • - 料金: 各部7,000円(学生4,900円)。セット購入で第1部と第2部は13,000円に。

予約方法


「国立劇場チケットセンター」での電話とインターネット予約が可能です。詳しくは公式サイトをご覧ください。

秋の芸術鑑賞にぴったりなこの機会をお見逃しなく。国立文楽劇場で、心に残るひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。


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