2026年4月24日(金)から5月24日(日)にかけて、シアター代官山でアラン・エイクボーンの名作『Private Fears in Public Places』が日本初上演されます。この作品は2004年にイギリスで上演され、舞台上の映画とも称される独特な演出が特徴です。高速で切り替わるシーン展開と、人間関係から浮かび上がる個々の孤独感がこの作品の醍醐味です。ナオミ版に翻訳され、映画『Cœurs』としても知られるこの作品は、ベネチア国際映画祭で最優秀監督賞シルバーライオン賞を受賞しました。また、翻訳を手掛ける小田島創志は、新進の才能として注目を集めています。演出を務める元吉庸泰は、現在の演劇界やミュージカル界でも注目の演出家として知られています。
キャストには、多彩な経歴を持つ実力派俳優たちが揃っています。元軍人のダン役には、数々のミュージカルで活躍する駒田一が務め、恋人の二コラ役には元宝塚トップスターの彩輝なお。ダンの通うバーのバーテンダー、アンブローズ役には原田優一が配されます。
この作品には、さらに劇団四季出身の鈴木壮麻や樋口麻美なども参加し、幅広い層から支持を受けています。物語は54のシーンで構成されており、それぞれのシーンが不思議な縁で微妙につながっていく様子が描かれています。
アラン・エイクボーンの作品は、イギリスの社会を反映しながらも普遍的なテーマを持ち、観客が共感できる部分が多いです。小田島は「少し笑えて、少し怖くなり、少し不安になる」と表現しており、作品には深いメッセージが込められています。
演出家の元吉は、この作品の日本初上演ができることに感謝しつつ、「この喜劇を楽しんでほしい」と語ります。彼はまた、今作が旧世代の価値観が崩壊しつつある現代日本において、その意味を問う重要性を持つ点を強調しています。
公演監督の元吉庸泰は、多様なシーン構成やキャストの豊かさに手応えを感じつつ、今後の公演がどのような反響を得るか楽しみな様子です。観客にとって、ただの演劇ではなく、観たことのない新たな体験となることでしょう。
本作は、さまざまな人間のつながりや孤独感、そして恐れを描いた作品です。4月からの公演を皆様ぜひご楽しみに。チケットの情報や公演詳細は公式サイトをご覧ください。