音声録音の現場で長年にわたり信頼を得ているTASCAMが、2025年2月に新たにポータブル音声レコーダー『DR-05XP』と『DR-07XP』を登場させる。これらの製品は、32ビットフロート録音機能を搭載し、USB Type-Cに対応している。さらに、従来モデルの『DR-05X』と『DR-07X』から多くの機能改善が施されており、あらゆるシーンでの録音に威力を発揮する。
次世代機の特徴
新製品の最大の魅力は、32ビットフロート録音に対応している点だ。この技術により、音質を保ちながらも音割れの心配がない高音質録音を実現することが可能となった。さらに、対応するフォーマットはWAVとMP3形式の両方で、最大解析度は32bit floatまでサポートしている。このため、録音シーンに応じて柔軟にファイル形式を選択できるのが大きな利点。
また、USB Type-Cポートを備えているため、パソコンやiOSデバイスとの接続がスムーズで、PCの録音ソフトウェアに直接音声を録音できる。これにより、ポッドキャストや楽曲制作、さらにはASMRやゲーム実況のライブ配信といった多様な用途にも対応可能だ。
ミュージシャンにとっての理想
特にミュージシャンにとって、これらのポータブルレコーダーは理想的な選択肢となる。高品質マイクを採用し、内部にはクロマチックチューナーやリバーブエフェクト機能、オーバーダビング機能等を搭載しているため、楽曲制作の際に役立つ機能が満載。さらに、本体は軽量で持ち運びやすく、現場での即時録音にも便利だ。
外部機器との接続
また、DR-07XPモデルは、可動式のマイクを搭載しており、iPhone用ビデオリグやDSLRカメラと連動させることで、動画制作の際にも使用可能である。3.5mmのステレオミニプラグまたはUSBケーブルを使って、レコーダーの内蔵マイクで収音した音声をカメラ等に送信する機能が鍵を握る。
長時間録音への対応
長時間の録音にも対応しており、最大512GBのmicroSDXCカードに対応しているため、安心して長時間の録音が可能だ。TASCAMのポータブル音声レコーダーは、音楽や動画制作だけでなく、会議録音やフィールドレコーディングなど、多岐にわたるシーンで使用可能だ。
今後の予定
この製品は、全国のTASCAM取り扱い店で販売され、特にプロオーディオ機器展示会や技術的なフェアでも紹介される予定だ。色々な用途に活用できる本製品は、今後も多くのクリエイターにとって必須アイテムとなることだろう。自信を持って次世代の録音体験を提供するTASCAMの新製品は、今後の音声記録のスタンダードとなるに違いない。