小さな違和感が組織を変える
本日、勅使川原真衣氏の著書『組織の違和感 結局、リーダーは何を変えればいいのか?』が発売されました。この書籍は、リーダーや管理職に不可欠なスキルとして「違和感」を観察する力を強調しています。
著者は外資系のコンサルティングファームでの豊富な経験を持ち、約2万人の働く人々との関わりを通じて組織課題を解決してきた、組織開発のエキスパートです。そして彼女が提唱する重要なポイントは、「観察」です。小さな違和感に目を向けることで、チーム全体の力を最大限に引き出すことができるといいます。
視点を変える
「違和感」とは、会議で感じる微妙な空気の変化や、職場での会話がぎこちない瞬間に気づくことから始まります。勅使川原氏は、この小さな違和感こそが、組織の改善に繋がる重要な手がかりであるとしています。彼女は「決めつけずに観察すること」が、リーダーにとって欠かせないスキルであると語ります。
3つのステップ
本書では、「観察」するための3つのステップが提示されています。1つ目は「自分を知る」ことで、自分自身の行動や感情に気づくことから始まります。2つ目は「相手を知る」で、周囲の人々の視点や感情に耳を傾けることが求められます。そして最後に「組み合わせる」という概念が紹介され、自身の観察結果をどのように活かすかを考えます。
この一連の流れを通じて、読者は組織内でのコミュニケーションや問題解決に役立つスキルを体系的に習得することができます。特に後半では、実践的なコミュニケーション手法や振る舞い方が紹介されており、リーダーたちは「結局、何を変えればいいのか?」という問いに対して具体的な答えを得ることができます。
ケーススタディ
豊富なケーススタディや自己診断ワークが盛り込まれているため、読者は自身の職場環境に即した形で学びを深めることができます。実際の事例を通じて、どのような違和感が組織における問題を示唆するのかを理解することができ、各リーダーは自らのスタイルに合わせたアプローチを見つけることができるでしょう。
著者プロフィール
勅使川原真衣氏は、横浜出身で東京大学を卒業後、外資系コンサルティングファームでのキャリアを築きました。2017年に独立し、個人の能力ではなく「関係性」を重視した組織開発を行っています。彼女自身も乳がんと闘いながら活動しており、社会的メッセージも強い作品を多く執筆しています。自身の著書には、『「能力」の生きづらさをほぐす』や『働くということ 「能力主義」を超えて』などがあります。
まとめ
『組織の違和感』は、リーダーとしての成長を促すための必須の一冊です。小さな違和感に気づく力を身に付けることで、組織の風通しをよくし、より良い職場環境を築くための手助けとなるでしょう。