朝ドラ「ばけばけ」から学ぶ小泉八雲とセツの怪談の魅力

朝ドラ「ばけばけ」で話題の八雲・セツ夫婦の魅力

NHKの朝ドラ「ばけばけ」が放送中ですが、主人公小泉八雲とその妻セツの素顔に迫る新しい書籍が、2025年10月3日に発売されます。そのタイトルは『5分で深掘り!小泉八雲のホントの怪談雑学×漫画』。これは八雲の怪談や夫妻の関係性を漫画と雑学で楽しむことができる一冊です。この本を通じて、八雲夫妻の素晴らしい世界を覗いてみましょう。

ササキタカシと田辺青蛙のタッグ

この書籍は、ラフカディオ・ハーン（小泉八雲の本名）の原作に、漫画家ササキタカシと訳・著者の田辺青蛙が手を組んだものです。ササキは岩手県出身の漫画家で、『サスケ』や『化け猫OLタマミさん』などの作品で知られています。田辺青蛙は、ホラー小説獲得の経験が豊富で、各地の怪談をテーマにした本を多数執筆しています。

書籍の内容に迫る

本書では、読者が親しんでいる八雲の怪談はもちろん、あまり知られていない作品も取り上げられています。例えば、海外向けに執筆されたため、日本の文化や言語に対してユニークな視点からの解釈がされています。八雲御自身が体験したエピソードとセツとの日常が交錯し、さらに彼らの怪談への愛が反映されています。

知られざる八雲とセツの物語

八雲は、怪談を語ることでセツとのコミュニケーションを深めました。物語を語り合う中で、お互いに役になりきる遊びも楽しんでいたようです。この書籍では、セツが八雲の前で真剣に怪談を語るシーンも再現されています。こうすることで、彼女の物語が八雲の記憶に強く残ることになりました。このエピソードは、純愛の一例としても捉えることができます。

怪談の背後にある文化的な背景

本書では、八雲が個々の怪談に与えた影響や、日本の文化に与えた貢献についても深堀りしています。興味深いことに、彼は「Tsunami」という言葉を初めて英語で紹介した人物でもあり、八雲の視点から見た日本の怪物や社会の不思議な側面を知ることができます。読者はこの本を通じて、八雲が生きた時代の文化と、彼の怪談を彩るストーリーの深さに触れることができるでしょう。