丘みどりデビュー20周年、名曲を歌芝居で熱唱する特別番組の魅力

丘みどり、歌芝居で魅せる20周年の感謝

5月5日(月)の夜9時から放送されるBS日テレの『歌謡プレミアム』に、デビュー20周年を迎えた丘みどりが登場します。この特別な場では、丘みどりがさまざまな名曲を歌い上げるだけでなく、歌芝居をテーマにした新たな魅力を披露します。

特別番組の概要

今回の特番のタイトルは「丘みどり～歌芝居～」。丘みどりは、今年惜しくも逝去されたいしだあゆみの「ブルー・ライト・ヨコハマ」、松坂慶子の「愛の水中花」、山口百恵の「秋桜」など、多くの名曲をカバーします。これらの楽曲は、歌手だけでなく俳優としても成功を収めた方々の作品であり、彼女のパフォーマンスには特別な意味が込められています。

20年の音楽活動を振り返り、丘は「この20年間は驚きの連続で、長かったようでもあり短かったようでもある」と心境を語ります。また、現在は多忙な日々の中で、体調管理にも気を配っていると笑顔で明かしました。特に、喉のケアには力を入れ、過去の経験から得た知識を活かし続けています。

23のトライアルを乗り越えて

3月には大阪の新歌舞伎座で初の座長公演を成功させた丘みどり。この公演では、『竹取物語』を題材にした作品で、少し口の悪い関西弁のかぐや姫役を演じました。その新たな役柄に挑戦し、プレッシャーの中でも楽しく演じられた姿勢は、彼女の演技に対する真剣さを感じさせます。「お芝居では周りの俳優さんたちが楽しい方ばかりだったので、和気あいあいと楽しむことができました」と振り返ります。

その後、千秋楽の際には緊張と感動が入り混じる瞬間を経験しました。「ハードなスケジュールに対する不安もありましたが、最後まで元気にやれたのでホッとし、自身の成長を感じることができました」と感慨深げに語った丘みどり。

歌うことへの情熱

「歌いながら演じる三か条」として、丘は「景色を見えるように作り上げる」ことを重要視しています。「自分で描けていないものは、聴く人にも伝わらない。だから、歌詞を見ずに完全に作り上げるようにしているんです」。原曲への情熱も並々ならぬものがあり、曲をカバーする際はその音源をひたすら聴き込み、完璧なレッスンを重ねるのが彼女の日課です。日々の努力が、丘みどりの実力を支えています。

母への想いを込めて

丘みどりの夢には、彼女の母親が深く関わっています。母が歌手になることを望みながらも、彼女自身の夢が叶わなかった過去から、丘は「母の分まで夢を叶えたい」と強く思ってきたとのこと。実際、母は彼女がデビューして以降、病気で亡くなりましたが、丘はその約束を胸に刻みながら、歌手活動を続けています。「約束がなければ、続けていなかったと思います。だからこそ、母が近くで見守ってくれていると信じている」と、深い情熱と感謝の気持ちを語ります。

母が憧れていた歌手、山口百恵の名曲「秋桜」を歌うことは彼女にとって特別な意味を持ち、その想いを込めたパフォーマンスに期待が高まります。さらに、いしだあゆみの「ブルー・ライト・ヨコハマ」や松坂慶子の「愛の水中花」、そしてデビュー20周年を記念した新曲「夜香蘭（ひやしんす）」も披露される予定です。