音楽の未来を語る
2025-10-14 11:34:23

RADWIMPS山口氏と慶大藤井准教授、音楽の新たな可能性を対談で探る

特別対談の開催とその意義



2025年10月12日(日)、神奈川県川崎市にある洗足学園音楽大学は、特別な対談イベントを開催しました。参加したのは、ロックバンド・RADWIMPSのドラマー、山口智史氏と、慶應義塾大学の藤井進也准教授です。この対談は「ミュージシャンズ・ジストニアを科学し、未知なる音楽表現へ」というテーマの下に行われ、日本の音楽界で重要な課題となっている神経疾患について語り合いました。

ミュージシャンズ・ジストニアの理解



ミュージシャンズ・ジストニアは、演奏技術に深刻な影響を及ぼす神経疾患であり、特にドラマーにとっては致命的な問題となり得ます。山口氏自身もこの病と長年向き合ってきた経験を持ち、藤井准教授はその病態についての研究を推進してきました。彼らの対談は、音楽と科学の交差点で新たな視点を提供しました。

演奏と実験の融合



対談中、両氏はこれまでの研究の進展を紹介するだけでなく、YAMAHAと共同で開発を進めている「声でドラムを奏でる」システム「VXD」のデモンストレーションも実施しました。この革新的な技術は、声を使ってドラム音を生成するもので、音楽とテクノロジーの新たな関係を築く可能性を秘めています。

恩師との共演



イベントでは、山口氏が洗足学園在学中に師事した松山修講師との特別共演も行われ、感動的な楽曲が披露されました。このような演奏は、学生時代の思い出や恩師への感謝がこもった瞬間であり、会場は熱気に包まれました。

参加者の反応



特別対談には多数の関係者や学生が駆けつけ、会場は満席状態となり、熱心に耳を傾けていました。山口氏は、母校での演奏に喜びを感じつつ、支えてくれた方々への感謝の意を表しました。藤井准教授も、音楽を楽しむことの重要性を強調しはっきりと語りかけました。

未来への展望



洗足学園音楽大学は、今後も専門家を招いた講演やプログラムを通じて、実践的で刺激的な学びの環境を提供していく方針です。音楽の未来、そしてそれを支える技術の進化を通じて、新たな表現形式や可能性を探求し続ける姿勢が感じられました。山口氏の9年ぶりのステージ復帰や、2025年に予定されている初のソロツアーも期待されるところです。

異なる背景を持つ二人の専門家が共に語り合う中で、音楽の中に眠る無限の可能性が垣間見えました。これからの音楽界における新たな展開が楽しみです。


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