伝説に秘められた癒しと再生のストーリー『こだま標本箱』発売！

伝説と人の心が織り成す物語『こだま標本箱』

著者の谷瑞恵氏が手掛けた最新作『こだま標本箱』が、2023年10月29日（水）に徳間書店より発売されます。谷氏は過去に『思い出のとき修理します』や『伯爵と妖精』などのヒット作を生み出しており、その新作には期待が寄せられています。本書は、古来からの言い伝えを探る伝説収集家と、愛する人を失った主人公・百絵の心の旅路を描いた珠玉のミステリーです。

あらすじ

『こだま標本箱』では、伝説収集家の賀見社と出会った百絵が、彼との交流を通じて大切な人を失ったことの悲しみを癒していく姿が描かれます。古くから語り継がれる伝説には、思わぬ癒しや再生の力が秘められており、物語はその運命的な出会いから始まります。果たして、百絵は賀見社とともに何を学び、どのように未来を切り拓いていくのでしょうか。

作品に込められた思い

谷瑞恵氏は著者の言葉の中で、『こだま』という言葉について触れています。彼女は「『こだま』は『木霊』と書き、木々の魂が反響する音を昔の人が感じ取ったのではないか」と考察しています。現代でも神聖な木々や伝説が、私たちの日常の中に息づいていることを意識させてくれます。賀見社が集める伝説には、何が秘められているのでしょうか。そして、百絵はどのようにしてそれらを受け入れていくのか、作品の中で描かれるやりとりが、一つの見どころとなっています。