パレスチナこどもたちの声を描く展覧会が京都・東京・広島で開催

展覧会「つながる世界〜パレスチナのこどもたち写真展」

2025年の6月、7月、8月に京都、東京、広島で開催される「つながる世界〜パレスチナのこどもたち写真展」について、その意義と内容を詳しくご紹介します。この展覧会は、70年以上続くイスラエルによる占領とそれに伴う暴力により深刻な被害を受けているパレスチナのこどもたちの現状を伝えることを目的としています。

1. 背景にある現実

近年、特に2023年10月以降の情勢悪化により、パレスチナ全土での死者数は5万人を超え、こどもたちの数だけでも1万5千人以上に上ります。多くのこどもたちが無辜のまま命を失い、辛い現実の中で泣き叫ぶ姿が想像されます。このような状況下に、絵本作家たちは何ができるかを考え、この展覧会の開催を決定しました。

2. 展示内容

展覧会では、約20名の絵本作家たちによる絵と、パレスチナのこどもたちの写真が展示されます。参加する絵本作家には、えがしらみちこや石川えりこ、市居みか、酒井駒子など、著名な作家たちが名を連ねています。彼らの作品は、こどもたちの心の叫びや、彼らが抱える苦悩を表現しています。絵本作家たちは、絵を通じて、パレスチナの現状に対する意識を喚起し、共感を促すことを目指しています。

3. 開催情報

- 京都: 2025年6月10日（火）～15日（土）12:00～19:00（6/15は17:00まで）、堺町画廊にて。
- 東京: 2025年8月4日（月）～9日（土）12:00～19:00（8/4は14:00～19:00、8/9は17:00まで）、Pinpoint Galleryにて。
- 広島: 2025年8月26日（火）～9月7日（日）11:00～19:00（9/1は休館、9/7は16:00まで）、Gallery Gにて。

この展覧会は、つながる世界プロジェクトが主催し、日本国際ボランティアセンターの協力を得て実施されます。協賛には、堺町画廊、Pinpoint Gallery、Gallery Gが名を連ね、展覧会への理解を深めるためのサポートを行っています。

4. つながる世界プロジェクト

つながる世界プロジェクトは、地域や国を超えた連帯を目指した活動を展開しています。絵本作家たちの展示を通じて、誰もが共感できるメッセージを伝え、現地のこどもたちの声を届けることを目指しています。このような活動は、パレスチナのこどもたちが抱える現実を広く知ってもらうための大きな一歩です。

5. お問い合わせ

展覧会についての詳しい情報は、つながる世界プロジェクトの公式メール（tsunagaru.sekai2025@gmail.com）または公式Xをご覧ください。

この展覧会に足を運ぶことで、多くの人がパレスチナのこどもたちの声を聞き、彼らに思いを馳せるきっかけとなることでしょう。未来の世代が少しでも明るい未来を描けるよう、私たちもその活動を応援していく必要があります。