ゆれる日本語の真実
2025-03-27 11:43:43

日本語の深層を探る『ゆれる日本語、それでもゆるがない日本語』が登場!

日本語の深層を探る新刊のご紹介



2025年3月27日に発売される『ゆれる日本語、それでもゆるがない日本語』。この書籍は、NHKの徹底的な調査データを基に、現代の日本語について深く掘り下げた内容となっています。著者は、NHK放送文化研究所の主任研究員である塩田雄大氏。この本を通じて、私たちが日々使っている日本語に関する新たな発見ができるかもしれません。

日本語の「ゆれ」と「ゆるがなさ」



私たちが普段何気なく使っている日本語ですが、その捉え方や使い方には年齢や地域によって大きな違いがあります。本書では、そんな日本語特有の「ゆれ」が一目で分かるように、多くのグラフが掲載されています。これにより、従来のように漠然としたイメージではなく、データに基づいた理解が進むでしょう。また、敬語や発音、文法、言い回しに関する多くの事例も紹介されています。

たとえば、よく誤用の例として挙げられる「汚名挽回」という言葉。実際にこの言葉は本当に誤っているのか、その真相を本書でしっかりと読み解くことができます。誤解を招く日本語の例を学びながら、正確な言葉の使い方を理解していくことができます。

語学の魅力を知る



本書には、56項目にわたるQ&Aが収められており、読者が持つ疑問に対して明確な回答が示されています。例えば、「貯金を取り崩す」という表現が本当に正しいのか、あるいは「貯金を切り崩す」が正しいのかといった、日本語に関する様々な疑問が解決されます。また、数字や時間を表す表現についても詳しく解説されており、「1000円弱」という言葉の真意についても考察されています。

さらに、食文化にまつわる日本語も興味深いテーマです。地域ごとの使い方の違いを知ることで、日本語の奥深さを新たに体感することができます。たとえば、「空揚げ」と「唐揚げ」、「しょうゆ」と「醤油」といった言葉について、歴史的背景や地域差を理解することで、日常に使われる言葉がどのように形成されてきたのかが見えてきます。

著者の経歴と今後の展望



塩田雄大氏は、学習院大学文学部国文学科を卒業後、筑波大学大学院で地域研究を専攻し、日本放送協会に入局。その後は日本語に関する調査や研究に従事し、さまざまな著書も残しています。本書は、彼の長年にわたる調査の成果が詰め込まれた貴重な一冊となっています。

本書の概要



  • - タイトル: ゆれる日本語、それでもゆるがない日本語
  • - 発売日: 2025年3月27日(木)
  • - 定価: 1,870円(税込)
  • - 仕様: 四六判/256ページ
  • - 発行: 株式会社世界文化社

この機会に日本語の「ゆれ」と「ゆるがなさ」を理解し、言葉の深さを楽しむ一冊『ゆれる日本語、それでもゆるがない日本語』を手に取ってみてはいかがでしょうか。


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