自らの価値観を語り行動変容を促す!
女性リーダーにとって、周囲を動かすことができない悩みはつきものです。『信頼される話し方の本質』で新たにリリースされた矢野香氏の著書が、その解決策を提供します。元NHKキャスターで現在は大学の准教授としても活躍する著者は、心理学をベースにした独自の「話し方」メソッドを提案しています。この本は、単にわかりやすく短く伝えるだけではリーダーにはなれないことを理解させてくれます。
良好な関係から行動変容へ
本書では話し方を「好感度」「情報伝達」「行動変容」という三つの層で捉えています。特に行動変容は、他者を動かし、チームを前進させる力を持つ重要な要素です。しかし、好感度や論理性と異なり、行動変容には明確な正解はありません。これを克服するためには、自らの価値観を言葉にして語る自信を持つことが大切です。
AI時代のリーダーに求められるコミュニケーション
AIの進化が進む現代において、単に情報を伝えることではなく、より深いコミュニケーション能力が求められます。リーダーは、泥臭い部分に目を向けつつ、しっかりとした設計思想を持って発信する階段を上る必要があります。具体的には、見た目、視線、言葉、所作のすべてを意識的に設計する作業が求められます。
セルフパペットによる自己プロデュース
この本では、心理学に基づいて自身を「ビジネス用の私」としてデザインする「セルフパペット」という考え方も紹介されています。自分に合った見た目や話し方を模索し、全体の印象を統一するためのステップが示されます。具体的には、ファッションや仕草、話し方に至るまで、リーダーとしての存在感を強化する方法が述べられ、実践的な内容となっています。
楽しみながら自己成長を促すワーク
著者は簡単に思えるが意外に難しいワークを通じて、失敗から学び、自分を見つめ直すことの重要性を強調しています。これにより、自身の未来像やリーダーとしてのキャラクターを見直し、成長を促すことが可能です。
この本は、快適な「わかりやすさ」以上のものを提供し、実際の現場で使える「本物の話し方」を学ぶための貴重な指針となるでしょう。これからのリーダーシップにおいて、単なる情報提供者ではなく、行動を変え、人を動かすことができる、そんな力を身につけたい方におすすめです。
最後に
『信頼される話し方の本質』は、価値観を共有し、人の心を動かす力を備えたリーダーを目指す方必携の一冊です。リーダーになるための第一歩として、副タイトルにもある「決めてから話す」を意識し、女子の管理職やリーダー層にぜひお勧めしたい一書です。