子育ての新しいアプローチがここに!
2025年9月10日、株式会社大和書房から新たな子育て指南書『子どもを見守ること』が発売されます。本書は、医師であり臨床心理士として20年以上のキャリアを持つ著者・田中茂樹氏が、自身の経験をもとに「子どもを変えるのではなく、信じて見守ること」の重要性を書き綴っています。渡辺満里奈さんも推薦するこの本は、子育てに悩む親たちへ向けた心強いメッセージを届けます。
見守りの大切さ
多くの家庭で、子どもが幸福になるために親が果たすべき役割について、様々な悩みが生まれています。「私が導かないと、子どもは幸せになれない」という不安は、よくある感情ですが、それが時に親子の関係に亀裂を入れることもあるでしょう。著者は、そうした不安を乗り越えるために「子どもと楽しく過ごすことが何よりも大事だ」と語ります。
日本社会には、親が子どもへあれこれ指示を出し、先回りして問題を解決しようとする傾向があります。しかしそれは、子ども自身の成長を阻む要因となり得ます。本書が提案する「見守る子育て」は、決して放置するということではありません。親が目を配り、安心感を与えることで、子どもが自信を持って自分の道を進む手助けをするのです。
小言を言わないことから始める
本書では、まず小言を控えることから始めるよう勧めています。著者のカウンセリング経験に基づけば、小言をやめて子どもと自然な会話を楽しむことで、親子の関係が深まることが多いそうです。「食事の後もリビングにいるようになった」「友だちのことを話してくれるようになった」など、実践した親からは嬉しい報告が数多く上がっています。
温かい親子関係の再構築
小言をやめることで、親自身が自分を責めるプレッシャーから解放され、自由で温かい親子関係を築くことが可能になります。子どもと過ごす時間を大切にする中で、信頼と安心感が育まれ、それは長い目で見て子どもたちにとっての大きな支えとなります。
本書の目次より
本書は以下の内容から構成されています:
1. 小言を言わないこと
2. おばあちゃん先生の教え
3. 「どうしたいの?」と聞く前に
4. 子どもを本当に励ます言葉
5. 現実を受け入れるのは、子どもか、親か
6. 子どもが「自分の世界」を広げ始めたら
7. なぜ、うちの子は話してくれないんだろう?
8. 「今のままではダメなんですか?」
9. お話はうけたまわっておきます、という姿勢
10. 反抗期を長引かせる方法
11. 吹雪の中、彼は逆方向の電車に乗った
…など、具体的なエピソードを交えた章が続きます。
著者について
田中茂樹氏は、1965年に東京都で生まれ、4歳から高校卒業まで徳島県で育ちました。京都大学医学部卒業後、心理学を専攻し、数多の親子への助言を行う中で独自の理論を確立してきました。著書には『子どもを信じること』や『子どもが幸せになることば』などがあり、これまでに多くの親に支持されてきました。
書籍情報
- - 書名:子どもを見守ること
- - 著者:田中茂樹
- - 発売日:2025年9月10日
- - 判型:四六判
- - 頁数:272ページ
- - 定価:1,760円(税込)
- - 発行元:株式会社大和書房
この革新的な子育ての指南書は、きっと多くの親に新しい光を与えてくれることでしょう。