東京・東中野に誕生する新感覚エンタメカフェ「IMMERSIVE CAFE」ともだち'n-chi
2025年12月1日に東京・東中野にオープンする「IMMERSIVE CAFE」ともだち'n-chiは、俳優やシンガーなどの表現者が日常の中で活動できる新しいエンターテインメント空間です。このカフェの特徴は、アクターとゲストが共に過ごし、支え合うコミュニティを形成することにあります。また、11月17日にはプレオープンが予定されており、先駆けて多くの人々にその魅力を体験してもらえる機会があります。
アクターとゲストの共存
このカフェは、演劇のような非日常を追求するのではなく、日常に安心感を提供することを目的とした「体験型コミュニティカフェ」です。ここでアクターは、安定した活動の場を得ることができ、ゲストは心地よい居場所を見つけることができます。互いに支え合い、共に過ごすことで新しい文化を創出することが期待されます。
社会的背景
2024年の文化庁の調査では、コロナ禍以降、舞台芸術の観客数は完全に回復していないことが報告されています。特に、小規模演劇団体は活動継続が難しい状況にある中で、アクターたちは出演機会や報酬が安定せず、苦しんでいます。一方で、SNSを通じて急速に広がっている“推し文化”は、新たなコミュニティの形成を促進しています。約6割の若者が「推しがいる」と回答し、推し活市場が拡大している一方で、リアルに彼らと関わる機会は限られています。
内閣府の調査では、20〜30代の約25%が「孤独を感じている」と回答しており、他者とつながる「第3の居場所」の必要性が高まっています。このような背景から、アクターたちが安心して表現し、ゲストたちが心を満たせる空間の創出が求められています。
非日常ではなく日常の延長線へ
IMMERSIVE CAFEでは、近年のイマーシブエンターテイメントの潮流を再定義し、カフェに行くような感覚で体験できるように設計されています。入場料は1時間2,000円で、気軽に利用できる手ごろな料金設定が魅力です。
カフェの舞台は友だちが暮らすシェアハウスで、アクターとゲストが同じ空間で過ごします。アクターの稽古の様子を見ることや、即興劇を楽しんだり、ボードゲームを通じて「なんでもない時間」を共に過ごすことができるのです。
カフェの特徴
友だちの家のような雰囲気
このカフェは、従来の無理に非日常を求めるよりも、日常の安心感をテーマにしています。アクターとゲストが自然体で過ごせる場所を提供し、全ての人が自分の居場所を感じられるよう工夫されています。
アクター還元モデル
店舗の売上の最大50%がアクターに還元される仕組みが設けられており、アクターがクリエイティブな活動を行うことで直接的に経済的支援を受けられるようになっています。将来的にはアクターが企画するイベントも行う予定で、持続可能な文化の拡張が期待されています。
交流の場としての役割
「王道」としてのエンタメの役割だけでなく、推しに会えることや語り合える仲間たちと出会える場を提供します。カフェ内では、自由に駄菓子やドリンクを楽しむことができ、そのリラックスした雰囲気の中でさまざまな人たちとつながることができるのです。
今後の展開
「IMMERSIVE CAFE」ともだち'n-chiは、このシリーズの第一弾としての位置づけですが、今後はさらなる店舗展開も考えています。「IMMERSIVE BAR」のような新たな形態も計画されており、オンラインとオフラインの両面からアクターとゲストの絆を深める文化が育まれていくことでしょう。
基本情報
- - 名称: IMMERSIVE CAFEともだち'n-chi
- - 所在地: 東京都中野区東中野1丁目45-9 宮原ビル3F
- - アクセス: JR東中野駅から徒歩2分
- - 営業時間: 平日17:00〜22:00、土日15:00〜22:00
- - オープン日: 2025年12月1日(プレオープン11月17日〜)
- - 運営: a.d-life株式会社
このカフェがもたらす新しいエンターテインメント体験を、ぜひお楽しみに!