慟哭の学園百合と猟奇ホラーの新境地『美澄真白の正なる殺人』

注目の新作登場！

2月28日に新潮文庫nexより発表される新作小説『美澄真白の正なる殺人』は、著者・東崎惟子の期待の声が高まっている作品です。彼女は『竜殺しのブリュンヒルド』で電撃小説大賞の銀賞を受賞し、さらに『このライトノベルがすごい！2023』では総合新作部門で2位に輝いた実力派作家。今回の新作では、彼女の新たな一面が楽しめることでしょう。

新たなジャンルに挑戦

本作は、学園百合と猟奇ホラーサスペンスが融合した異色のストーリーです。主人公の美澄真白は、八年ぶりに再会した親友・紫音との再会で始まる楽しい学園生活の中で、彼女が抱える暗い過去に直面することになります。事故死した母親の影、そして虐待の跡が残された紫音の姿が、暗い影を落とします。

心を揺さぶるストーリー

「私たちは、どこで間違ったのだろう。」という問いかけが本作の根底にあり、美澄は、聖なる夜に守るべきものを守るために、思わぬ“正しい罪”を犯す決断に迫られることになります。この選択が物語のクライマックスへと繋がり、読者の心を捉え、衝撃的なラストへと導くでしょう。

さらに、明るい学生生活の裏に潜む悲劇に焦点を当て、その後の展開で自身の正義を問うていく美澄の姿が描かれています。

装画と作家の魅力

特に注目したいのは、人気イラストレーター清原紘氏による美しい装画。この装画は作品の雰囲気を巧みに表現しており、読者の期待を一層高めます。

まとめ

『美澄真白の正なる殺人』は、軽やかな学園生活と深刻なテーマが交差する新たな試みです。思わぬ展開が待ち受けるこの作品に、あなたもぜひ触れてみてください。学園サスペンスという新しい域を切り拓くその物語は、多くの人々の心に深く残ることでしょう。2月28日の発売に向け、期待が高まります。具体的な書籍情報としては、定価737円（税込）で、ISBNは978-4-10-180301-2、詳しい内容はこちらから確認できます。