Wired CinePuck 初披露
2025-11-14 11:54:57

Inter BEE 2025で初披露!OptiTrackの最新カメラトラッキング技術「Wired CinePuck」

Inter BEE 2025での「Wired CinePuck」発表



株式会社スパイスが、2025年11月19日から21日まで幕張メッセで開催されるInter BEE 2025にて、最新のカメラトラッキングツール「Wired CinePuck」を披露することが決まりました。この製品は、バーチャルプロダクションに特化した最先端の技術を搭載しています。スパイスは、OptiTrack®の正規販売代理店として、業界での実績を持っています。

OptiTrackの技術概要



OptiTrackは、撮影エリアの外周に配置された赤外線カメラが、撮影カメラに取り付けた剛体マーカー(Wired CinePuck)をトラッキングするという、外向きから内側に向かってのカメラトラッキングを実現しています。このシステムは、カメラの設置数を増やすことでトラッキング可能エリアを広げることができ、広大な20メートル四方のスタジオでも、1mm未満の精度でトラッキングを行うことができます。

Wired CinePuckの特徴



Wired CinePuckは、11個の自発光マーカーを利用して剛体の位置データを収集し、内部に搭載されたIMUセンサーでカメラの回転データを取得します。このプロセスは、イーサネット接続を通じて行われ、PoE(Power over Ethernet)により電力とデータ通信を一括して実現します。

この高精度IMUセンサーのおかげで、光学システムにありがちなジッターを解消し、非常にスムーズなトラッキングを実現可能です。これにより、映像制作においてクリエイティブな自由度が大幅に向上します。

优れたコストパフォーマンス



OptiTrackの最大の魅力の一つは、そのコストパフォーマンスです。OptiTrackの赤外線カメラを使用したトラッキングエリア内では、複数のWired CinePuckを活用した複数カメラの撮影トラッキングが可能で、追加のレンズエンコーダーを設置するだけで、撮影に使用するカメラの台数を増やせます。このため、大規模なシステムであっても、他社のカメラトラッキングシステムと比べて優れたコスト効率を実現しています。

設置自由度の高さ



さらに、このシステムは天井や床への反射マーカーの貼り付けを必要としないため、マーカーを設置することが困難な環境、例えば放送スタジオや天井にLEDを自在に配置したいインカメラVFXスタジオに非常に適しています。この特長によって、様々な制作環境で柔軟に使用できるのが魅力です。

トラッキングのさらなる拡張



OptiTrackでは、反射マーカーをタレントやオブジェクトに取り付けることで、カメラトラッキングと同時にタレントトラッキングやオブジェクトトラッキングを行うことも可能です。こうした機能により、よりインタラクティブで魅力的な映像制作が実現します。

Inter BEE 2025でのデモ実施



Inter BEE 2025では、Wired CinePuckを用いたカメラトラッキングのAR合成デモを実施します。出展場所は、幕張メッセのHall 4、ブース番号4409です。さらに、Sony FR7とCalibFXを組み合わせたAR合成デモも予定されています。

この機会に、OptiTrackの技術の最前線を体感してください。詳細な情報やデモの予約については、以下の連絡先までお問い合わせください。

お問い合わせ先


株式会社スパイス(CalibFX®正規販売代理店)
モーションキャプチャー事業部
〒107-0052 東京都港区赤坂2-14-5 Daiwa赤坂ビル3F
https://www.mocap.jp
mocap-vp@spice-group.jp
03-5549-6157

設立1984年、スパイスは240名のスタッフを擁し、グラフィック・Web・映像・3DCG制作やXRコンテンツ開発など多岐にわたる事業を展開しています。


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