完全無人書店「ほんたすしんこうべ」が新神戸駅に2025年6月オープン

完全無人書店「ほんたすしんこうべ」の開店

2025年の6月26日（木）、神戸の新神戸駅改札前に完全無人書店「ほんたすしんこうべ」がオープンします。この新たな書店は、株式会社TOUCH TO GOが提供する多機能セルフレジ「TTG-MONSTAR」を導入し、最新のテクノロジーを活かした無人運営を実現します。

この店舗は、神戸市営地下鉄新神戸駅の北改札前に位置し、地域の文化振興の一環として期待されています。日本出版販売株式会社と神戸市がコラボレーションして構築されたこの書店は、観光客や地元住民にとっての新たなコミュニティ拠点となることを目指しています。

本を通じた新しいつながりの創造

神戸市は「世界をひろげる、ほんとの出会い。」をスローガンに掲げ、地域の本文化を推進するさまざまなプロジェクトを進めています。長らく無書店エリアだった新神戸駅周辺に、個性的で多様な書店が必要だとの声が高まっており、今回の「ほんたすしんこうべ」はその要望に応える形で誕生しました。その理念は、本を基にした地域づくりを推進することです。これにより、神戸の文化の振興に貢献することが期待されています。

この新しい書店は、周辺地域の住民はもちろん、神戸を訪れる観光客と地域をつなぐ役割を果たします。さらには、トレンドに基づいた新刊や話題作を取り揃え、神戸に関する情報を発信する場にもなります。

「ほんたすしんこうべ」の魅力

「ほんたすしんこうべ」の最大の特徴は、安心して利用できる完全無人の店舗運営です。独自の遠隔接客システムを活用して、万全のセキュリティを確保しつつ、快適なショッピング体験を提供します。

入店にはLINEのミニアプリで発行されるデジタル会員証を使用し、完全非対面での入店が可能です。もし緊急な対応が必要な場合も、顧客のスマートフォンを通じて専用サポートセンターがチャットやビデオ通話で対応します。さらに、キャッシュレス決済に幅広く対応しており、クレジットカードや交通系IC、QRコードによる支払いも可能です。

また、「ふらっと、サクっと、旬を手に。」というコンセプトのもと、通勤・通学・観光の合間に気軽に立ち寄れる書店を目指し、話題の小説や人気漫画、新刊書籍なども取り揃えています。神戸ゆかりの出版社や作家に焦点を当てたラインナップも魅力です。

TTG-MONSTARによる革新

新書店の運営を支える「TTG-MONSTAR」は、券売機、セルフレジ、セミセルフレジの機能を持つ多機能セルフレジです。このデバイスにより、レジ業務を行う人員を最大50%削減し、自動でのレジ締め作業が実現します。さらに専用アプリを使うことで、売上管理やメニュー登録なども簡単に行うことが可能です。時間帯ごとのメニュー切替や多言語対応、セキュリティとの連携も備えており、24時間営業をサポートします。