山小屋の挑戦記
2025-05-13 11:52:28

南アルプスに生きる女性の挑戦『私、山小屋はじめます』がついに刊行!

南アルプス・光小屋の挑戦記



書籍概要


株式会社山と溪谷社は、アウトドア愛好者たちの期待に応え、2023年5月19日(月)に新刊『私、山小屋はじめます』を発行する。この本は、32歳で南アルプスの光小屋の管理人となった小宮山花さんの4年間にわたる奮闘を描いている。彼女の手記は、人気WEBメディア「BRAVO MOUNTAIN」での連載を基にしており、読者に新たな視点を提供する一冊となっている。

山小屋との出会い


物語は2020年の春から始まる。小宮山さんは「山小屋の管理人は、まだ募集してますか?」と、一通の電話をかけることで本格的な冒険の扉を開いた。コロナ禍の影響を受けた2021年4月、彼女はついに管理人としての生活を始める運命を辿った。一切の特技や経験がない彼女にも関わらず、その挑戦は彼女の人生を大きく変えた。

第一歩の困難


初めての山小屋での生活は、想像以上に過酷だった。特に光岳という目的地までの距離は、それまでの人生の常識を覆すものだった。「片道9時間半かかる職場」と言って彼女はその苦労を冗談交じりで語ったが、その道中には静かで豊かな自然が広がっていた。どんなに遠くても、その先に待つ未知の景色に期待を抱いた。

コロナ禍の影響


残念なことに、彼女の初年度は山小屋が全面休業することが決定し、当初の計画が瓦解してしまった。彼女の冒険は波乱だらけで、谷間に立つ孤独な存在感を増していったが、それでも「結局、初年度ははじめられませんでした!」と、事の顛末を述べることに羞恥心を踏み越えていく様子は、多くの読者に勇気を与えるに違いない。

山小屋の魅力


2年目を迎えると、彼女は次第に小屋開けの準備が整い、スタッフと共にドタバタしながらも日々の業務をこなしていく。思い出に残る瞬間やキッチンでの失敗談、人と自然に囲まれた生活は、彼女を確実に成長させた。特に、光岳を訪れた登山者たちと共有した思い出は彼女にとってかけがえのないものであった。

活気に満ちた日常


この四年間で得た数々の経験は、彼女の人生における宝物だ。数え切れない思い出が詰まった小屋は、小宮山さんの人生の一部として彼女の心に刻まれた。また、彼女は勤務を通じて地域活性化の面にも寄与し、持続可能性についても模索し続けた。

著者プロフィール


著者の小宮山花さんは、全国各地の山小屋での豊富な経験をもとに、2021年春から南アルプス・光岳小屋の管理人として招聘される。彼女は独自の営業スタイルを確立し、震災などの社会的課題にも取り組んでいることで知られ、彼女の奮闘はSNSなどでその最新情報が発信されている。愛称は「はなちゃん」。

この本は、単なるアウトドアのエッセイに留まらず、人々とのつながりや成長、挑戦の物語でもある。山に魅了された多くの人にとって、この山小屋の挑戦記はきっと心に響くものになるだろう。新たな冒険の幕開けが、ここにある。


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