松竹お化け屋本舗が提供するホラーの新たな楽しみ
昨夏、話題を集めた「ホラーにふれる展―映画美術の世界―」が、クープ株式会社とのコラボレーションにより、仮想空間で体験できる新しい試みが始まりました。この展覧会は、松竹お化け屋本舗が手掛けるホラーブランドによるもので、映画と美術の魅力を存分に楽しむことができる内容となっています。新たに作られた「仮想空間篇」は、「qurupo」サイトで無料公開され、いつでもどこでも参加可能です。
映画美術を深く理解できる体験型企画展
「ホラーにふれる展」では、映画美術の舞台裏や製作のノウハウを体験することができます。2024年7月から9月まで新潟県立自然科学館で開催され、31,000人以上の来場者を迎えたこの展覧会は、SNSでも多くの注目を集めました。参加者は、美術セットの詳細や制作過程を見ることで、より深く映画の魅力を理解できる機会を得ることができました。2025年には、本展を引き継いだ新たな展開も計画されているとの噂もあり、今後の動向に期待が高まります。
仮想空間での新しい体験
仮想空間篇の特徴は、その独自の操作性です。ユーザーは、360°AIカメラで保存された会場を自由に探索でき、待たされることなく好きなように移動することが可能です。特に、床に表示された白丸をクリックすることで、自分の好きな場所へ瞬時にワープできます。また、会場内には様々な仕掛けの種明かしも用意されており、一度リアル会場に訪れた方でも新たな発見があるでしょう。
さらに、ドールハウス機能を活用することで、全体を「神視点」で俯瞰することも可能です。仮想空間でしか体験できない視覚的な楽しさが味わえるのも、この展覧会の大きな魅力です。
qurupoについて
「qurupo」は、クープ株式会社が提供するサービスで、AI搭載型の360°カメラを使った空間保存技術を活用しています。このサービスは、文化遺産や展示イベントなどの重要な瞬間をデジタルツインとして保存し、利用者がいつでもアクセスできる形で提供します。これまでの写真や動画と異なり、3D空間そのものを再現することで、資料的価値も高く、新たな体験型コンテンツとして活用することが可能です。今回の撮影には、簡単に高精細な3Dデータを作成できる最新のスキャンカメラ「4DKanKan Meta」が使用されており、最大70メートルの範囲を迅速にスキャン。さまざまな分野での応用も期待されています。
松竹お化け屋本舗の歴史
松竹お化け屋本舗は1998年から展開されているホラーブランドです。映画や演劇の世界で長い歴史を持つ松竹のノウハウを活かし、「本物」の演出や美術を提供。物語の中に自分がいるかのような没入感のある体験が、参加者を虜にしています。今後も新たな試みに期待大です。
まとめ
「ホラーにふれる展仮想空間篇」は、映画美術の魅力を新たな形で享受できる絶好のチャンス。オンラインで手軽に楽しめるこの機会を見逃す手はありません。興味がある方はぜひ、
qurupoの公式サイトを訪れて、ホラーの新しい世界に飛び込んでみてください。