渾身の組織論、『熱量あふれる組織のつくりかた』とは?
2023年6月25日、注目の新刊『熱量あふれる組織のつくりかた』がついに登場します。本書は、各界のトップ専門家との対談を通じて、現代の組織における「熱量」の重要性を掘り下げる内容となっています。
組織の中の熱量とは
今日、多くの人々が職場で感じる「静かな違和感」。それは「会社にいる自分」と「本当の自分」とのズレから生じるものです。忙しく働いているにもかかわらず、日曜日の夜に身体が重く感じるのは、熱量が失われつつある証拠かもしれません。本書は、この失われた「人生の熱量」をいかに取り戻すかを探求します。
著者の吉原史郎氏は、熱量とは興味や関心、好奇心から湧き上がるエネルギーであり、仕事だけでなく人生全体を網羅する概念だと述べています。また、この熱量は決して孤立したものではなく、「人とのつながり」から生まれるものです。私たちは何に縛られ、そして解放されることで本来の熱量を取り戻せるのか。その問いは本書の根幹を形成しています。
経済的思い込みが熱量を枯らす?
本書では、組織内でよく見られる「過剰なお金への思い込み」、つまりマネーバイアスが、いかにして熱量を枯渇させるかについても言及。多くの従業員が「仕事への熱意がない」と感じる背景には、このマネーバイアスが存在すると言います。好奇心や情熱を失った企業が、いかにしてその閉塞感から脱出できるのか。そして、誰もが持つ「人生の熱量」をどう引き出し、活かせるのか。このテーマについての深い洞察が盛り込まれています。
代表的な専門家との対談
本書では、様々な専門家との豪華対談コラムも楽しめます。例えば、武蔵野大学ウェルビーイング学部客員教授の新井和宏氏は「仕事と人生を分けるのではなく、人生で仕事を包む」という視点を提言。大阪大学特任教授の堂目卓生氏は、貨幣錯覚に焦点を当てます。また、九州電力株式会社の西山勝社長は「一人ひとりの『Will』を大切にする」と主張し、経済同友会の岩井睦雄氏は「共助経営」の重要性について語ります。
実践事例から学ぶ
さらに、本書では熱量あふれる組織を実現している企業の成功事例も紹介されます。九州電力は、「全社員でつくり上げた『Will』」を基盤に明るい未来を目指す取り組みが挙げられています。他にも有限会社人事・労務の「コミュニティ経営」や株式会社宮田運輸の「心の経営」など、具体的な実践事例が示されています。これらの企業は、成功だけでなく失敗も含めたプロセスを大切にし、組織の持続可能性を高めています。
結論
本書は、熱量が枯渇した組織に新たな視点をもたらす一冊です。「経営者やミドルマネージャー自身が変わることで、組織も変わる」というメッセージが強く込められています。ぜひ手に取って、未来の組織像を描いてみてください。6月25日より書店やamazonで購入可能です。
素晴らしい変化を生み出すための第一歩が、この本から始まることを期待しています。