小児外科医𠮷岡秀人の絵物語
6月25日に刊行される書籍『小児外科医 𠮷岡秀人物語 ボクが行かんと誰が行く』は、国際医療NGO「ジャパンハート」の創設者である𠮷岡秀人医師の半生を子ども向けに描いたものです。決して平坦ではない彼の道のりを通じて、多くの人に感動と希望を与えるストーリーが展開されます。
絵を通して伝える医師の志
本書は、オールカラーの美しいイラストと共に、𠮷岡医師の幼少期から医師になるまでの歩みを描いています。ジャパンハートは東京都台東区に本部を置き、医療を必要とする子どもたちのために尽力していますが、𝗔君の物語はこの活動の根源にも触れています。
彼は、病弱な子供時代を過ごし、小学校の入学式さえも欠席するほどの喘息を持っていました。また、大学受験では成績が振るわず、3科目中2科目が0点という厳しい現実に直面しました。しかし、彼は中学時代に衝撃を受けたテレビの映像をきっかけに、医学部を志す決意を固めます。貧困や飢餓に苦しむアフリカの子どもたちの姿が、𠮷岡医師の心に深い影響を与えたのです。
一人から始まった医療の使命
「ボクが行かんと誰が行く」という強い信念を持ち、𠮷岡医師は医療を必要とする地域へ足を踏み入れます。当時、日本人医師が開発途上国で活動することは稀であり、彼は孤独な戦いを強いられました。しかし、その情熱が少しずつ仲間を呼び寄せ、結果的に医療を届ける輪が広がってゆく過程が描かれています。
子どもたちに伝えたいメッセージ
本書の最大の魅力は、子どもたちにも読みやすく、理解しやすいストーリーであるという点です。開発途上国の現実を一方的に伝えるのではなく、親しみやすい絵やストーリーを通して、新しい世界に触れ合うチャンスを提供しています。
色彩豊かな東南アジアの風景や、そこで出会った子どもたちとのエピソードを楽しむことができ、読み返すたびに新たな感動が得られる構成となっています。物語に登場する少年が医師となり、世界で活躍するまでの成長は、失敗を恐れず挑戦することの大切さを教えてくれます。
書籍の概要
この本は、𠮷岡医師の尊い人生を子どもたちが学ぶ一つの道しるべとして、彼の生き様に触れる良い機会となるでしょう。両親にとっても、教育的価値が高い一冊としてお勧めします。
書籍情報
- - タイトル: 小児外科医 𠮷岡秀人物語 ボクが行かんと誰が行く
- - 出版元: 株式会社講談社
- - 著者: 文:高木香織、絵:片塩広子
- - 定価: 本体1800円(税別)
- - ページ数・サイズ: A5判 / 80ページ
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