空山基の新しいアートの旅が始まる
世界的に評価されているアーティスト、空山基(そらやま はじめ)の回顧展『SORAYAMA光・透明・反射-TOKYO-』が、2026年3月14日からメイン会場であるCREATIVE MUSEUM TOKYOで開催されることが決定しました。本展は、彼のキャリアの中で最も規模の大きい回顧展であり、これまでの作品群を通して空山のアートの進化を深く探求する機会となります。
展示内容のハイライト
本展では、1978年に初めて手がけたロボット作品や、その後の恐竜やユニコーンなどが描かれた最新のキャンバス作品が展示されます。また、SonyのエンターテインメントロボットAIBO(アイボ)の原画、エアロスミスのアルバムジャケットとして知られる作品なども登場。さらには新作の彫刻や映像インスタレーションも展示予定です。これにより、空山が半世紀にわたり追求してきた「光」「透明」「反射」というテーマの核を、圧倒的なスケールで感じることができるでしょう。
空山基のアートの哲学
空山は自身の作品について「光」「透明」「反射」をテーマに語ります。この3つの要素は、彼が絵の具という限られた素材を使いながら、どのように光を描いてきたのかを象徴しています。「光を表現するためには空気を描く必要があり、空気を描くためには透明を表現しなければならず、反射をいかに征服するかが鍵となる」という考えは、空山の探求心を強く表現しています。
彼は歴史に名を刻んだアーティストたちの手法を想起させつつ、新しい視覚的錯覚を生み出すために、絶えず自らを追い込んでいます。この試みは、ただアートを描くだけでなく、視覚を超えた新しい世界を創出することへの挑戦です。
人間と機械の融合を描く
空山のロボット作品やその他の作品は、生物と機械の境界を越えた未来の物語を描いています。これらの作品を見ることで、私たちは機械文明と融合した生命体の美学を想像し、思考を刺激されます。また、彼の作品は、人間の知性や身体、時間といったテーマが絡み合い、私たちの想像力へ働きかける貴重な機会を提供しています。
空山基の影響と受容
空山基は、日本国内外で極めて高い評価を受けているアーティストです。1978年にロボット表現を発表して以来、彼の「セクシーロボット」シリーズは非常に高い人気を誇り、文化的な影響をもたらしました。その後も、多くのアーティストや専門家に彼のスタイルは影響を与え続けています。ポール・バーホーベン監督による映画『ロボコップ』のデザインや、ファッションデザイナーとのコラボレーション作品があげられます。最近では、ザ・ウイークエンドやF1ドライバーとのコラボレーションによって、さらなる話題を生んでいます。
展覧会の概要
これから訪れる『SORAYAMA光・透明・反射-TOKYO-』展は、空山基のアートの全貌を網羅した素晴らしい機会です。この機会に、アートの真髄を感じ、自身の感性を磨く時間を楽しんでほしいと思います。
開催概要
- - 期間: 2026年3月14日〜5月31日
- - 会場: CREATIVE MUSEUM TOKYO
- - 主催: ソニー・ミュージックエンタテインメント
- - 企画: NANZUKA
- - 関連情報: 展覧会ホームページ
空山基の新たなアートの旅に、ぜひご注目ください。