有隣堂、キュービックプラザ新横浜店に「ZINE」コーナーを設立
株式会社有隣堂は、2025年5月17日(土)に、
有隣堂キュービックプラザ新横浜店にて個人出版物「ZINE(ジン)」の専門コーナーを常設することを発表しました。このコーナーでは、エッセイを中心とした約200作品が展開され、読む人々に新たな体験を提供することが目的です。
この「ZINE」コーナーは、関東圏の有隣堂店舗の中で最も大規模な展開となり、幅約88センチの棚に様々な作家の熱意が詰まった作品が並ぶことになります。有隣堂は、2024年にオープンした
グラングリーン大阪店に続く施策として、この新たな挑戦に取り組んでいます。
ZINEとは?
「ZINE」とは、個人や小さなグループが伝えたいメッセージを自由に制作した自主出版物です。これは通常、出版社を介さず、直接販売されるため、一般的な流通経路には乗らないことが特徴です。エッセイ、詩、アートなど多様なジャンルで表現されており、作り手の個性や情熱が色濃く反映されています。
ZINEの需要の高まり
近年、SNSやオンライン創作ツールの普及に伴い、個人の表現活動が活発化しています。2002年から始まった「文学フリマ」をはじめとするイベントでは、同人誌やリトルプレスの作り手たちが自らの作品を発表できる場が増え、ZINEに対する需要が高まっています。こうした流れの中で、有隣堂も新たな書店の役割を模索しており、活字文化を愛する人々が集うコミュニティの形成を目指しています。
新横浜店の特色
新横浜駅に直結したキュービックプラザ新横浜店では、多様なニーズに応えるための特別な空間が用意されています。ここで展開される「ZINE」は、日常の喜びや悩みをテーマに、自らの感情を表現する作品によって多くの共感を得ることでしょう。
具体的な取り扱い作品の例として、町田めぐみ氏の『Chai Book』や、平城さやか氏の『わたしのすきなふつうの本屋が閉店』などがあります。これらは、読み手に新たな価値観を提供し、心に残る印象を与えること間違いありません。特に『Chai Book』は、インドのチャイに特化したレシピをテーマにしており、かわいいイラスト付きのコラムも楽しめます。
今後の展開
有隣堂は今後、既存店舗でのZINEコーナーの展開を拡大し、作り手と読み手が直接交流できるイベントや講座の開催を予定しています。これにより、新たな才能を育てるプラットフォームとしての役割を果たし、活字文化の発展に寄与することを目指しています。
このように、有隣堂キュービックプラザ新横浜店に開設される「ZINE」コーナーは、個性溢れる作品との出会いや新たな交流の場となることが期待されています。ぜひ、一度足を運んでみてください。
店舗情報
- - 店舗名: 有隣堂キュービックプラザ新横浜店
- - 開店日: 2023年12月22日
- - 住所: 神奈川県横浜市港北区新横浜2-100-45 キュービックプラザ新横浜 8F
- - 最寄駅: 新横浜駅
- - 取扱品目: 書籍、ZINE、文具、カフェ
- - 営業時間: 10:00~21:00(カフェL.O. 20:30)
- - 売場面積: 約329坪
- - 店舗ページ: 有隣堂キュービックプラザ新横浜店
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