参加型裁判演劇「極刑」
2025-06-04 10:50:43

生の法廷を体験!参加型裁判演劇「極刑」東京農業大学で公演決定

参加型裁判演劇「極刑」 東京農業大学での公演



2025年8月30日、東京農業大学の世田谷キャンパスで参加型裁判演劇「極刑」の公演が行われる。このイベントは、見るだけでなく、観客が実際に裁判員として参加する新しい形の演劇だ。主催は東京農業大学と一般社団法人リーガルパークで、リーガルパークの代表理事であり弁護士として活躍する今井秀智氏がイベントを監修する。

参加型裁判演劇とは?


参加型裁判演劇「極刑」は、観客が裁判員になり、リアルな裁判を体験することで、法律や司法制度への理解を深めることを目的としている。観客はルーレットで選ばれた裁判員として、被告人や証人に直接質問を行い、より深い理解を得ることができる。裁判終了後には、別室に移動し、評議を行った上で判決を下すという流れだ。観客全員が参加できるという点が、この演劇の最大の魅力である。

この演劇は、具体的な事例に基づいており、司法への参加を促進するための良い機会でもある。裁判員制度は2009年に始まり、一般市民が司法に関与する重要な取り組みである。観客自身が裁判員として選ばれる体験を通じて、司法への関心を高め、真剣に考える場を提供することを意図している。

演目の内容とストーリー


演劇の基本ストーリーは、東京都大田区で発生した強盗殺人事件がテーマだ。被告人の佐瀬研一は、多額の借金を抱え、過去に務めていた会社を訪れたが、経営者の堀川秀男に借金を断られる。その後、現金を盗むことを決意した佐瀬は、深夜の事務所に侵入。しかし、堀川に見つかり、持っていたナイフで殺害してしまう。その後、堀川の妻に遭遇し、さらに良子をも刺し殺してしまう。裁判では、検察側が死刑を求刑し、弁護側は極刑を回避すべきだと主張する。この事件を通じて、観客がどのような判決を下すのか、その結果によって物語が大きく変わるのがこの演劇の特長だ。

出演キャストについて


一般公演には、著名な女優・竹下景子が母親役として出演し、彼女の実の息子である関口まなとが被告人役という母子共演も話題となっている。この親子共演により、よりリアルで感情的な演技が期待される。

過去の公演の反響


参加型裁判演劇「極刑」は、これまでの公演でも多くの反響を呼んできた。参加者からは「考えさせられる時間だった」「自分の意見をリアルタイムで共有できるのが面白かった」といった感想が寄せられており、人が人を裁くことの責任の重さや、司法についての認識を深める貴重な機会となっている。

チケット情報


チケットは「カンフェティ」にて絶賛販売中。一般公演は大人4,000円、学生3,000円で、ペアチケットも用意されている。また学生の方は、入場時に学生証の提示が必要となるので注意が必要だ。興味がある方はぜひ参加してみてほしい。

まとめ


参加型裁判演劇「極刑」は、ただのエンターテインメントに留まらず、法律や裁判の重要性について真剣に考えさせる機会を提供している。観客が直接参加することで、実際の裁判の流れを体感し、法的な理解を深めることができる。2025年の公演を心待ちにしよう。


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